たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013年 飛翔 (2) 飛翔撮影用のレンズとして、旅行や山登り用のペンタの18-135ミリを使っていたが、最小距離が40cmと長かったので、タムロンの17-50ミリを購入した。最小距離は27cm。かなりチョウに近づくことができ、静止の撮影も楽になった。それと、2台のデジイチのメインである100ミリマクロのほうのストラップを襷がけのものに付け替えた。こうすると、もう1台(広角ズームあるいは望遠ズーム)を首から下げてもぶつからない。この襷掛けストラップは、カメラが腰のあたりにくるので、ザックを背負い山を登るときも邪魔にならなかった。 2013.9.10 数はそこそこいたシルビアシジミ。しかし、時期が遅かったのか、新鮮な個体はおらず、しかも飛び回ってばかり、やむを得ずの飛翔撮り。 ミヤマシジミは新鮮だった。青空を入れたかったが、かなわず。 メスに絡むオス。咄嗟にシャッターを切ったら、写っていた。 2013.9.17 山梨県の乾徳山(けんとくさん)。樹林地帯を抜けるとススキの緩斜面、振り返ると富士山だった。ウラギンヒョウモンが舞っていた。 乾徳山の頂上。定番のキアゲハ。 2013.10.7 山梨のクロツバメシジミ。晴れていたのであまりとまってくれない。ツメレンゲを痛めぬように、足元に飛んできたものを撮った。 ツメレンゲの花はまだ少ししか咲いていなかった。小さいチョウは追いかけなくても、腕を伸ばすだけで撮れるので、楽なことは楽。でも、ほとんどフレーム・アウト。 2013.10.10 自然教育園。身近なチョウほど、飛翔撮影で楽しむことができる。ツバメシジミとヤマトシジミとキタキチョウ。 2013.10.12 久しぶりの渋谷。ちびた花壇であっても、まだヤマトシジミが飛んでいた。日が低いので、すぐ、ビルの陰。どんどん日の当たる場所が狭くなる。 こういうのもありかな。 2013.10.17 近くのヤマトシジミの溜まり場にいたルリシジミ。 2013.10.21 横浜の迷蝶、カバマダラ。曇っていたせいか、色が出なかった。 その帰り、立ち寄った自宅近くの公園のウラナミシジミ。吸蜜のためセンダングサにまとわりついていた。同じような絵になってしまったが、撮りやすかった。 2013.10.30 埼玉県のクロツバメシジミ。ここのツメレンゲは開花は遅い園芸種だが、まだ咲き始めたばかり。いつものことながら、クロツはほんとうに落着きがない。 影を合わせて6頭。ただし、左の1頭はヤマトシジミ。 というわけで、私の飛翔元年、掲載画像を編集し直しただけですが、撮れたときの快感は捨てがたく、望遠よりも広角をあらかじめセットしておくことが多くなった。小さいチョウのほうが難しいと思ったけれど、飛ぶ範囲が狭いので腕だけで追うことができる。むしろ、大きいチョウのほうが、飛翔範囲が大きいので追い切れない。追いかけても後ろ向きばかり。道路以外では踏み跡をつけてはならない。待ち構えてカウンターで撮るのがいいようだ。身近なチョウほど楽しめる飛翔撮影、こんな面白いものはない。さて来年はどうしようか。 P.S. 2013.12.30 28日、29日、そして本日と、近くのヤマトシジミを探しにいった。しかし、全く姿を現さなかった。最後に見たのは22日。あれから寒い日が続いていたのでムリはない。カタバミもほんの少しだけしか咲いていなかった。待ち人来たらず。 あと1日残っていますが、今年もこのブログを見ていただき、たいへんありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
by otto-N
| 2013-12-29 10:03
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Comments(2)
素晴らしい飛翔写真ばかりですね。
その日の目的によってどのレンズをメインにするか悩むことが多いですが、あれこれトライするよりも一つに絞ったほうが結果は良いようですね。 と言いつつ、いつも何台も首からぶら下げていますけど。
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Commented
by
otto-N
at 2013-12-31 10:11
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ダンダラさん、今年も色々ありがとうございました。
カメラ2台にレンズ3本、1台はマクロとしても、もう1台は望遠より広角で撮るのほうが面白くなりました。 もっている望遠ズームは合焦速度が遅いということもありますが、身近なチョウでは飛翔を狙うといくらでも楽しめそうです。
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