たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.12.4 とまったロッジはコテッジになっていて、朝食のレストランは別棟。着いたときは暗くてよくわからなかったが、なかなか雰囲気は良かった。ジャカランダの花が咲き乱れ、とまではいかないまでも、散った花びらが美しかった。挨拶は朝も昼も夜も「ジャンボ」。覚えやすい。8コマ目はレストランだが、窓からはキリマンジャロが望める。問題なのは9コマ目。民族衣装のマサイ族の人、何をやっていると思う?答えは「パチンコ」。レストランに侵入してくる猿を追っ払っていた。嘘みたいな景色。 このロッジから見えるキリマンジャロ。平に見える頂上には確かに雪。雲1つない青空。でも、こんなに見えたのはこの時だけだった。 8時30分。サファリ・ドライブに出発。すぐかと思ったら、現地まで遠かった。30分くらいオフロードを飛ばす。途中、牛に道をふさがれる。そして、アンボセリ国立公園のゲートに着いた。入場料を払いに出たガイド氏はなかなか戻って来なかったが、「本日の動物情報」を仕入れていたようだった。ゲートをくぐり、しばらく進むと、おおサバンナ(?)という風景。そして、キリマンジャロ。 起きたときは雲1つなかったが、さすが5895mの独立峰。少し経つと雲がわいていた。これも走っている車の中からの撮影。 公園に入ってからの最初の動物は、インパラだった。南アフリカでは見なかったヌー。インパラのオス。 回りを見ながら走っていると、そう、この風景が見たかった。キリマンジャロを背景にした動物たち。 シマウマをこんなに見るのは初めてだった。 意外と存在感のあったダチョウ。 そしてゾウ。最初大きな1頭だけ目についた。アマサギという鳥がまとわりついている。この鳥は、ゾウが動いたとき、足元から飛び出す昆虫を捕食するらしい。その少し離れたところには子供とメス。最初の大きな1頭はオス。その先にゾウの群れ。 群れは道路の反対側にもいて、しばらく、茫然と眺めていた。群れにはオスは加わることはなく、群れているのはメスと子供とのこと。子供がかわいい。 1列になったゾウが悠然と進む。ちょうど雲の影との境目。子供のゾウ、何頭いるかな。 水溜りにいたフラミンゴ。。水に写った長い赤い脚と、翼の赤い羽がきれいだった。 イボイノシシ。顔に似合わず、こいつの走りはとても愛嬌がある。 湿地の近く。ヌーとバッファローとインパラとカバ。 かなり近くのダチョウ。この目! 走り出すのを待っていたが、ケツをふりふり悠然と向こうへ行ってしまった。 いつの間にか湿地帯に入っていた。湿地の浮草を食べているゾウの群れ。そこに大型の鳥。 湿地では鳥が多い。ガイド氏は熱心に鳥の名前を教えてくれるけど、すぐ忘れてしまう。いつもペアでいるカンムリヅルは覚えた。どっちがオスでどっちがメスかはいつまでたってもわからなかったが。最後のはヘラサギ? 2コマ目は黒いトキの類。下の3コマは、湿地の鳥でないけれど、ついでに。やはり、最後のツキノワテリムクドリはきれいだ。 オブザベーションヒルという所に停車。車から出て足で登ってもよいという。何を見る所かというと、残念ながら雲の中。タンザニア方面の雄大な景色。 ケニヤ側の景色。真ん中に象が2頭。こんな場所が地球に残っているのだ。 実は、オブザベーションヒル。景色を楽しんでいるゆとりはなかった。というのは、チョウが飛んでいた。最初、大型の高速で飛ぶシロチョウが目についたけれど、大型のシジミチョウサイズの黄色いチョウが飛んできて半開翅したとき、それどころではなくなった。とても敏感。すぐにはとまらず、やっと追いついてもすぐ飛ばれる。飛翔は高速。やっと何とか撮影。シロチョウの類らしい。 もう少し開いたこともあったのだが、撮り損なった。この色のチョウは初めて。 丘の頂上にはメスアカムラサキ(♂)らしきものがテリ張りしていたが、翅を開くことはなく、オ・モ・テ・ナ・シ画像のみ。もっとも、このチョウより、前述のシロチョウを探すほうを優先し、熱心には追いかけなかった。2コマ目は、サバンナを飛び回っていた大型の糞虫。古代エジプトに出てくるのと同じかもしれない。その他、大型のシロチョウ2種、先がオレンジの小型シロチョウ、オナシアゲハが飛んではいたが、撮れず。サバンナではチョウは全然飛んでいなかったのでどうなることやらと思っていたが、これで一息をついた感じ。 (ケニア旅行 (3) に続きます)
by otto-N
| 2014-01-06 19:20
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Comments(13)
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himeoo27 at 2014-01-06 20:10
アフリカの蝶は、日本の蝶とは一風変わって
面白い色合いですね! 糞虫のような甲虫は、糞を丸めて玉にするの かな? ケニヤシリーズ続きも楽しみです。
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ainomidori443zeph at 2014-01-06 21:17
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otto-N
at 2014-01-07 12:11
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himeooさん、アフリカの蝶の名前は、ネットで調べてもなかなか判りません。
少しは出ているのですが、東南アジアと色合いが違う感じです。 糞虫は、カナブンよりでかいです。たぶん糞ころがしだと思います。 蝶はたまにしか出てきません。そのうち、同じ動物ばかりであきると思いますが、よろしく。
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otto-N
at 2014-01-07 12:16
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ainomidoriさん、あけましておめでとうございます。
国家の管理下でしょうが、世界の宝のような場所ですので、大事に大事にしなければならないでしょうね。 昨年は思わぬ所で会いましたね。 本年もよろしくお願いいたします。
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otto-N
at 2014-01-07 12:25
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さっちゃん♪さん、このアンボセリでは蝶はほとんど飛んでいませんでしたが、午前中は気温が低かったのかもしれません。
ケニアのジャングル地帯には多そうですが、草原なので種類も少ないのだと思います。 パチンコは街道の出店に売ってました。子供のおもちゃにしてはデカいし、他にも目的があるのかもしれません。 撮影枚数は、ただシャッターを切ったのも含め1万枚を越えました。延々と続きそうです。このブログをいちいち見るのも大変かもしれませんよ。
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otto-N
at 2014-01-08 13:16
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旅友さん、ゾウは遠くでは実感できませんが、近くだと迫力があります。でも、なんといっても可愛いのは母ゾウに見守られている仔ゾウです。
季節は、日本でいったら3月中旬といった感じで、朝は気温が低いので(長袖です)、チョウはまだ飛び出さない風でした。 ドライブ中はほとんど下車できませんし、ロッジの庭までで、外には出られないので、チャンスは少ないというのが実情です。
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hemlenk at 2014-01-08 20:33
いやいや、さすがに大自然!盛りだくさんです(*^^*)
大きな写真でじっくり拝見したいものです。 ツキノワテリムクは、やっぱりケニアで会いたいですね(^_^;)多摩で会っても、気味悪い色合いに見えてしまいます(笑) カンムリヅルがいいなぁ(^^)v
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otto-N
at 2014-01-09 11:59
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hemlenkさん、広角風景の中の動物はちっこくしか写ってません。
チョウの写真と違って、動物とか風景は大きな写真でないと気分がでませんね。 この青い鳥は、ケニヤの至るところにいました。宝石のような鳥でした。 カンムリヅルも大きくて、人目を引きます。いつもカップルというのが、ほほえましいです。
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otto-N
at 2014-01-10 22:54
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hemlenkさん、前回のコメントのレスで、「テリムクドリ」の「リ」が抜けてました。
そそっかしくて、すみません。あちこち直しました。
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fanseab at 2014-01-11 11:44
冬山登山をされているのに感心していたら、今度はアフリカですか!
貴殿の行動力には脱帽です。 撮影されたシロチョウはスジグロツマアカシロチョウ(Colotis aurigineus)の乾季型♂だと思います。雨季型はやや黒地部分の面積が拡大します。ケニヤやタンザニア等のサバンナ地域に普通に見られるようです。Colotis(ツマアカシロチョウ)属はアフリカ中心に棲む一大勢力で、結構同定に難しいので研究対象としては面白そうです。
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otto-N
at 2014-01-11 18:12
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fanseabさん、冬の山でしたが冬山とは言えない山で、アフリカもパックツアーなので、割り引いてください。
ありがとうございます。この後にも別な場所で撮っていたので調べてみましたが、スジグロツマアカシロチョウでよさそうですね。 この他にも名前不明種が出てきますので、よろしくお願いいたします。
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