たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.12.10-11 帰国の日。ナイロビに向けて朝7時半出発。ナクル湖国立公園のゲート付近。増水期では木の根元は水に浸かっている。柵の中の広い野原がクロサイがいた場所、その向こうに見えるのがライオンがいた丘。鉄塔も見える。サバンナの広大さとは無縁だった。フラミンゴの大群あってのナクル湖か。 ナクル市内に入る前のなぜかホッとする風景。緑が多いし、草が茂っている空地もある。きっとチョウが多いに違いないと不埒な考えがよぎる。 ナクルの町。というより街ですね。ビルも立ち並び、とても活気があった。1コマ目、ハイエースクラスの車はどうやら乗合バスのようだった。2コマ目、タイヤのチューブでビーチサンダルを作っている?家々は粗末なのだけど、原色のペンキが美しい。 街の中心部とおぼしき所。昔、日本で走っていたミゼット型三輪車も健在だった。 人々は忙しそうに立ち働く。なぜか街角には靴屋。こんな大きな街にライオンやサイのいる公園がある。不思議な場所だった。 ナイロビとの中間にあるナイバシャのお土産屋(ドライブイン?)で一休み。裏手には原っぱが拡がっていたので、チョウ探し。ラスト・チャンス。そこで遊んでいた3人の洟垂れ小僧、何やってんのという風でこっちに寄って来た。 チョウはいた。まだ気温が上がっていないせいか、少し飛んだだけですぐとまる。翅は開かなかった。最初に見つけたのは、翅を開いたらとても綺麗なスジグロツマアカシロチョウ。もう1つは、アンボセリやマサイマラのロッジの庭で、もう撮影済みと思っていたけれど、この時が初見。Belenois gidica というのかもしれないが、とにかくわからない。 通りすがりの風景。3コマ目、行ったり来たり、この町を通るのはこれで何度目だろうか?6コマ目、峠を越えるとナイロビまで長い長い下り坂。 少しずつコンクリートの建物が増えてくるけれど、相変わらずの風景が続いていた。もっとも、近代的な場所は撮影しなかっただけだが。 あまりこんな所ばかり撮って欲しくはないと思うけど、近代的なスーパーやら高層住宅を撮っても感激はないですからね。そして、突然の渋滞。ストンと詰まってしまった。 ナイロビ空港の出国手続きは時間がかかった。入国するときもそうだったが、指紋をとられる。その機械がまるで不調。前にいた若い関西弁の女性に話かけられ、雑談。キリマンジャロに登ってきたそうだ。チーターのハンティングも見たそうな。これからNYに寄ってから帰国するとのこと。男より女のほうがまるで元気だ。ナイロビ空港は外見以上に質素。ナイロビ発14時35分のエティハドに乗り、アブダビ経由で帰ってきた。2コマ目、アラビア半島の砂漠に沈む太陽、3コマ目、アブダビ空港着陸寸前の夜景。 そして日本上空。雲海の向こうにかろうじて富士山。成田着13時05分。 アフリカの動物を見に出かけたのは、これで2回目。最初は、2010年の10月、世界3大瀑布の1つであるビクトリア滝の観光のついでにボツワナのチョベ国立公園に寄ったものだった。チョベでは初日は大きなボートでの、翌日はサファリカーでの動物探索で、いわば体験サファリに近いものであり、それほど期待していなかったが、全然そんなことはなく、次々と現れる動物にワクワクしどおしであった。今回のケニアは、朝から夕方までサバンナをうろつき、少々ハードであった分、大自然を満喫できた。野生動物をまじかに見るということより、風景そのものが素晴らしいのであり、果てしなく広がる草原、湧き上がる雲、その下に動物が群れているという光景を写真に撮っても、パソコンの画面では小さすぎた。 P.S. たった11日間の旅行で、記事を2か月半、20回も引っ張り、その上、肝心なチョウはわずかですみませんでした。 巷では、モンキチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミも出ているとのこと。昨年は3月18日にツマキチョウを撮影しているので、なにがなんでも、それまでに連載を終えなくてはと焦っていたのだが、これで間に合いそう。一昨日(12日)は、4月中旬なみの暖かさということで、久しぶりにカメラを持って近くの公園に行きました。さすがに、1日だけ暖かくてもモンシロチョウさえは出てきておらず、キタテハと遊んでおりました。静止はすぐ飽き、飛翔を狙いましたが、惨敗。飛び回る30cm以内には近づけません。でも、これで当面の目標ができました。 実は、このポイント、4月上旬、ツバメシジミが出る原っぱ。でも、すっかり、草が刈り取られ、青いメスが発生したとしても、背景がこれでは美しくは撮れないでしょうね。ガッカリです。
by otto-N
| 2014-03-14 10:12
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