たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.4.11 朝から晴れ。気になっているトラフシジミを探しに自然教育園に行く。 少し気温が低いせいかツマキチョウもはじめはあまり飛んでいなかった。トラフシジミはどこに出るかはわからないけれど、とりあえずのポイントへ行く途中、ルリシジミがいたので連写しモニターを見たら、メス(1コマ目)。そうと知っておれば、もう少し粘るんだったと後悔。でも、トラフのポイントにルリシジミがいた。とまっても翅を拡げないので飛翔を撮る。とまったとき、一瞬翅を開いた。メスだった。その後も飛んではとまり、飛んではとまりを繰り返していたが、最後は道路脇の小川に降りてしまった。(この4コマはすべてトリミング) 飛翔はこれがベストかな。 翅を開いたとき、カメラの持ち替えに手間取り、3回しかシャッターを切れなかった。1枚だけOK。 本命のトラフシジミ。1頭が飛来し、葉の上にとまった。翅を開いたらちょうどいい足元。横から撮りたいのを我慢して、開くのを待つ。でも、開かず地面へ。その後、何度か場所を変え、どこかへ行ってしまった。 気温が上がりはじめ、ツマキチョウも出てきた。この付近はムラサキケマンが咲いており、吸蜜をきちんと撮りたいところ。トラフを待ちながら、ツマキチョウを撮る。 ポーズ的には上のほうがいいのだが、これが一番背景が抜けていた。でも、順光すぎて後翅の唐草模様が透けてない。 スミレにも吸蜜するが、一番人気はクサイチゴ。クサイチゴの花をメスと間違えるのだが、ときどき、とまるオスがいる。スミレもそうだが、蜜が出ている花とそうでないのがあるらしい。吸蜜するのはいつも同じ花だった。とういことは、その花の前で待っていれば、撮影できる。 結局、追加のトラフシジミは来なかった。ツマキの飛翔を狙う。メスは見なかった。 桜は散ったので、背景にヤマブキ。でも、ヤマブキの山吹色が出ない。ツマキチョウの白に合わせると、近いところのヤマブキはそこそこ明るく写るのだが、遠いと暗くなり色が出ない。 かなりの枚数を撮ったがジャスピンと言えるのは滅多にない。広角の置きピンでもピントが合うと大きくトリミングできる。ヤマブキを背景にするつもりだったけれど、ツマキチョウはヤマブキの前を飛ぶよりも、ヤマブキの茂みの中に入り込んでしまうことが多い。この画像もその1つ。 トラフシジミは1頭だけだった。トラフだけ目的でここへ来ると、淋しい結末しかないようだ。それでも、ツマキチョウだけは飛んでいるので、退屈しないで済む。というより、うまくは撮れないので、時間を忘れてしまう。そして、最後はあきらめの心境。ところで、ツマキチョウはヤマブキの茂みのなかを巧みに飛び回る。昨日、今日と、ツマキチョウがフェンスの金網の通り抜けるを見た。モンシロチョウは金網を抜けることができず、その上を飛び越えるのが常だった。小さなヤマトシジミでさえ、金網を通り抜けず、その上を越すことが多い。ツマキのちょっと変わった飛び方、一瞬ホバリングできるのかもしれない。全く、根拠がないですが。
by otto-N
| 2014-04-14 20:06
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Comments(4)
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himeoo27 at 2014-04-14 20:40
フーテンの寅ちゃん登場で教育園も賑やかになりましたね!
ルリ♀飛翔も表翅素敵です。私も広角飛翔撮影チャレンジして みたいです。
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木漏れ日を飛翔するこのベストショット、難しい色彩を
的確に捉えておりお見事ですね。 春型雌のブルーって惹かれます・・でも、なかなか出会えません。 山吹色と端の橙、このようなコントラストは素敵です。
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otto-N
at 2014-04-15 21:07
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himeooさん、寅さんはほんとに風来坊で、神出鬼没。毎日、出てるようですが、ポイントがつかめません。今日も空振りでした。
大きなチョウより、飛ぶ範囲のせまいシジミチョウのほうが場合によっては、楽かもしれません。 広角飛翔撮影は時間を忘れます。撮れない悔しさのほうが大きいですが。
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otto-N
at 2014-04-15 21:15
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Favoniusさん、シャッター優先の絞りオートのカメラ任せで撮ってます。
春型のメスは、意外な所で会います。今まで、チョウは翅を開いてなんぼと思ってましたが、それ以外に楽しい方法があるんですね。 山吹色はまだちょっと表現できてないと思います。今日、行ったらもう枯れ始めており、来年の課題ですね。
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