たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.4.16 続き (2) ギンイチモンジセセリが飛んでくるたびに追いかけるが、あと数cmというところで逃げられる。ならばと、先回りしてみるものの、カメラの前でかわされる。最後は、枯れたヨシの林に入り込まれてジ・エンド。 追うばかりでなく、並走して横向きもねらう。 突然絡むこともあるけれど、そうやすやすと2頭ともフレームに入るわけではない。これは、たまたま。 枯葉の上だけ飛んでいるのではない。新しい緑の中にもメスを探してかいくぐる。 追うほうも草の中にカメラを突っ込む。 ほとんど地を這いまわって飛ぶ。中腰のまま追いかける。そして、急に方向転換。まるで、バスケのドリブルをやっているようだった。腰にくる。 上からカメラを被せると草ばかり、少し上向きにすると空が入るが、この加減が難しい。 意識して遠景を入れたわけではないけれど、まあまあのドンピシャ(私としては)。これがこの日のピンが来ていた最後の画像。 河原に着いたのは10時ころ、昼すぎに風が少し出てきたとき、あまり飛ばなくなった。叢を歩くと飛び出すものがいる。どうやら、風が吹くと葉陰で休むようだった。実はこの風で助かった。ギンイチが風上に向かって飛ぶとき、スピードが落ち、ときにはホバリング状態。シャッターを切るチャンスだった。また、途中で気づいたのだけれど、飛ぶスピードが遅い個体がときどきいる。これを狙う。速く飛ぶ個体は、追いつかないので最初から諦める。この見極めが大切だった。もう1つ、とまる個体は飛んでも、またどこかにとまる。とまったときにカメラを持ち替えて静止撮影。しかし、いざカメラを構えると飛ばれてしまうのがおちだった。風が強くなり、姿が見えなくなったので13時半に撤収。
by otto-N
| 2014-04-18 21:10
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Comments(6)
背景の入った飛翔写真は素晴らしいですね。
2頭の絡みも素晴らしい。 我が家近くでもそろそろギンイチのピークを迎えそうです。 こんな写真が撮れるかわかりませんが、私もチャレンジしてみます。
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ギンイチモンジセセリの飛翔写真 お見事です。
飛んでいるのを追いかけるだけで、中々飛翔写真にトライ出来ないでいます。
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otto-N
at 2014-04-19 19:22
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ダンダラさん、ありがとうございます。
ギンイチモンジセセリの成育環境は、どこも年々悪化しているとのことですが、ここはまだ大丈夫のようです。 護岸工事や公園化などの名目で、これ以上ムリに整備されることがないように願うばかりです。
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otto-N
at 2014-04-19 19:37
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旅友さん、ありがとうございます。
飛んでいるのを追いかけるだけでも、かなり大変でした。 飛翔写真と静止写真は全く別ものと思っています。 チョウの美しさ、愛らしさは静止写真でしか表現できないですね。 ピンがきたときの快感はありますが、それは偶然の出来事。基本的には静止写真が王道だと思っています。
こんにちは。
少し晴れ間の見えた4月19日土曜日に河川敷でギンイチモンジセセリの飛翔写真にチャレンジしてみました。 自分でやってみて思いましたが、これだけ飛翔シーンを捉えられたのはやはり凄いです。 広角飛翔は臨場感があって良いですね。あらためて敬意を表します。
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otto-N
at 2014-04-20 20:29
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みき♂さん、昨年もギンイチの飛翔に挑戦してました。このときは、レンズのせいもありますが、大きくトリミングしてやっとでした。
今回はっきりしたのは、ほとんど置きピンより遠い位置でシャッターを切っているということでした。 近づけてない、というのはいつものことですが、チョウはカメラとの間隔を知覚しながら飛んでいるような気がします。 それにしても、体力が必要ですね。走っている途中に腰は痛むし、テニスでは脚はつったことがないのですが、撮影終了後、両脚ともちょっとつりました。
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