たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.4.25 晴天がしばらく続くとの天気予報。カタクリを見に新潟県の六日町に行く。あわよくば、ギフチョウが見られるかもしれないとの魂胆。旅行との組み合わせでチョウ撮影というのが私のパターン。冬に、かぐらスキー場で春スキーをし、翌日か前日にギフ撮影というのを提案したら、そっけなく却下されたけれど、一面にカタクリが咲く山があるので行ってみたいとのこと。ということで、五日町~六日町のカタクリを見にいった次第。 8時に自宅出発。途中のSAで食事をし、五日町の六万騎山(321m)に登り始めたのは、11時すぎ。ここのカタクリはもう終わっていることは知っていた。確かに、もう終わりかけ。しかし、一面のカタクリには妻は感激したようだ。山頂からは上越の雪山がすぐ近く、桜も満開。とても気分のいい場所だった。3コマ目、山頂でテリ張り中、小休止するキアゲハ。レンズを替えている間に飛んでしまった。 この山頂では、キアゲハよりも、ヒオドシチョウとクマバチのテリ争い、ヒオドシ対ヒオドシの争いが激しかった。それに、いっちょ前にルリシジミがときどき絡む。なんとか、ヒオドシとクマバチのバトルを撮ろうと思い、広角で狙うが近くにはあまり来ないので、いい感じには撮れなかった。3コマ目、右にクマバチ、左にヒオドシ。逆なら良かったのに惜しかった。 カタクリは終わりかけだが日陰ではまだまだ新鮮。まだ見たことがなかったイワウチワも発見。可愛い花だった。タムシバ(コブシとばかり思っていた)の花とハルリンドウ?。 ポカポカ陽気の上越らしい風景。桜も満開。 六万騎山でひょっとしたらギフチョウが見られることを期待はしたが、やはりそんな奇跡は起こらず、ギフチョウを探しに、関越道を新潟方面に向かう。現地に着いたのは13時半。ちょっと遅かった。撮れやしないヒオドシにかまけるべきではなかったと思いつつ、カタクリの林の中に入る。カタクリは新鮮だった。でも、ギフは?と思っていたところ、ちゃんと飛んできて、いきなりカタクリの花へ。300ミリズームでまず撮る。すぐ、飛んで近くの枯草の上で休む。これもズームで。 近づくと飛んだので追いかけると、またカタクリ。でも、なんか変。カタクリの花の裏にとまっているだけだった。動かないので100ミリマクロで撮った。 再び飛び、こんどはしっかりカタクリで吸蜜を始めた。ピントを合わせている間に、だらんと下にぶら下がり、翅全体が写らない。 もっと下から撮らねば、でもこれが限界。テレコンをかませてあるので下から近づけない。 吸蜜時間は長かったが、位置を少しずつ変える。少し逆光気味。 翅裏になってしまった。翅裏4枚とも見えた瞬間は撮り損ねた。 また別の花に移り、ぶら下がる。 もう少し寄って撮影。この後も、別の花で吸蜜を繰り返したけれど、いい位置で撮れず。この個体が出現してから見失うまで、たった15分の出来事だった。 その後、同じ個体かどうかは判らないけれど、ギフは何度か出てきた。でも、カタクリにとまることなく、追いかけても、木立の中、すぐに姿を見失った。14時すぎ、風が出てきて、日の光もいくぶん弱まり、全く姿さえ見なくなった。14時半、撤収。 六日町に戻り、時間があったので、八海山山麓のカタクリ群生地に行ったけれど、ゲートが閉まっていた。公開は5月1日と後で知る。その帰り、川の土手の桜が見事だった。桜の向こうは八海山。 カタクリでのギフチョウはこれで2回目。最初のときは、なんと吸蜜時間が短いのだろうと思ったのだが、今回は長かったし、次々と花を変えて、吸蜜してくれたので助かった。ちょっと残念だったのは、とまってもぶら下がるので、尾状突起まできちんとピントが合わないことであった。少なくとも、テレコンはいらなかった。外したくても、その余裕がなかったのが実情。それと、ぶら下がると逆光気味なので、フラッシュも必要だったと思う。カタクリの葉を入れるためには、縦位置撮影しなければならないし、ギフの撮影は奥が深そう。
by otto-N
| 2014-04-28 19:35
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Comments(8)
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Sippo5655 at 2014-04-28 20:36
やはりギフチョウは、カタクリがお似合いですね!
妖精同士 kissでもするかのように・・・ 至福のひとときなんだろうなあ。。 素敵な出会いで、本当に良かったですね! ラストの広大な光景にも癒されました~☆
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cactuss at 2014-04-28 22:12
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maximiechan at 2014-04-28 23:10
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otto-N
at 2014-04-29 19:33
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Sippo☆さん、2年前はあわただしく撮っただけでした。
今回もじっくりとまではいきませんでしたが、それなりには撮れました。 上越の桜は、都会の桜とは違っていて風情があります。 雪が溶け、これでいよいよ春だという感じです。
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otto-N
at 2014-04-29 19:40
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cactussさん、飛ばれたと思っても、またカタクリへ。
ちゃんと撮ったつもりでも、寄りすぎて花の上のほうが写ってない! そんな汗かきまくり状態でした。 やはりメスでしたか。ということは、とまってくれなかった個体はオスの可能性大ですね。
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otto-N
at 2014-04-29 20:05
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maximichanさん、撮った画像をPCで見たら、たった1頭と判りました。
たった1頭でも、美人だと嬉しいものですね。 彼女が去った後、こうも撮っておけばと反省しましたが、後の祭り、その後はチャンスがありませんでした。 寄りすぎての失敗が多く、反省です。
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otto-N
at 2014-04-29 20:10
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