たかがヤマト、されどヤマト

2014.4.26 新潟県・カタクリの山 ヒオドシチョウ   2014.4.30(記)

2014.4.26
六日町の温泉に泊まった翌朝、坂戸山(634m)に登る。この標高はスカイツリーの高さと同じ。山に向かって右の薬師尾根コースから登る。登り始めは桜が満開だった。そして、すぐに桜の木の下にカタクリ。
a0181059_16164745.jpg

カタクリの絨毯。夢想するのは・・・。
a0181059_16202886.jpg

カタクリの絨毯を撮るのは意外と難しかった。遠くからでは、赤紫に見えるだけで花とはわからない。近くで撮ってもごちゃごちゃしているだけ。横からが無難なところ。
a0181059_16201141.jpg

桜とカタクリが終わり、階段状の尾根筋の登山道に出たら、イワウチワが点々と、あるいは群落となって咲いていた。白からピンクと、微妙な色合い。最初は丁寧に撮っていた。けれど、登るにつれ、どこにも咲いているという感じ、少し飽きたのでいい加減に撮りながら登る。
a0181059_16172567.jpg

イワウチワの花は光を透かすと、一段ときれいだった。
a0181059_16174756.jpg

タムシバの咲く尾根筋の登山道。行き交うのはルリシジミ。足元には、イワウチワの他、イワナシ、ショウジョウバカマ。ピンクのヤマツツジも咲き始めていた。
a0181059_1618647.jpg

山頂の神社から少し先に行った所から、八海山の絶景。左のほうに八海山スキー場が見えた。ゴンドラ待ち1時間の時代が、今となっては懐かしい。
a0181059_16204937.jpg

尾根の道にもカタクリの絨毯があった。行き止まりだったので、神社まで戻り城坂コースで下山。山頂にはヒオドシチョウとキアゲハがバトルを繰り返していたが、時間がなかった。下りの登山道わきにもカタクリがびっしり。全山カタクリだった。
a0181059_16234913.jpg

カタクリに混じると目立たたないエンゴサク(エゾ?ヤマ?ミチノク?赤紫すぎ不明)、麓近くには、アズマイチゲ、キクザキイチゲも咲いていた。自然教育園にもあるけど、純天然物は格別。白いカタクリも1本、足元に見つけた。
a0181059_16212463.jpg

ギフチョウもいる雰囲気ではあったけれど、見つけたのはコツバメ1頭。レンズ交換も面倒で、いい加減に撮る。
a0181059_162472.jpg

11時半ころ駐車場に着いた。登り始めたのは9時半ころだったから、約2時間のトレッキング。この後、妻を「塩沢つむぎ記念館」に降ろし、14時までに戻るという約束で、前の日に行ったギフポイントに急ぐ。12時半ころには着いたのだが、撮れたのはヒオドシチョウだけ。
a0181059_16243192.jpg

いつも激しく争っていたこの2頭、ギフ・ゼロの記念の2枚。
a0181059_16245497.jpg


六日町近辺のカタクリは思った以上。カタクリを自然教育園でしか見たことのない妻はとても楽しそうだった。けれど、それ以上に良かったのはイワウチワ。全くノーマークだったので、とても嬉しかった。泊まった六日町の旅館で、ギフチョウのことを聞いたところ、昔はどこでもいたのだけれど、この辺にはほとんどいないとのこと。実は、坂戸山の頂上付近のカタクリ群落で、素晴らしい色の青いザックが置かれていた。すぐその持ち主が現れ、話をしたがギフは全然飛んでないとのこと。この時間のヒルトップ、いるはずなのにいないとは、もう絶対数が減ってしまったのかといぶかっていた。実は、の二つ目。昼過ぎに着いたポイント、カメラの準備をしていたとき、少し離れた所に停まったワゴン車から、5本の本格的ネット。この時点で諦めたけど、一応、見に行く。お子さんが3人。どうやら、ギフは飛んでいないらしく、しばらくしたら立ち去ったので、探しに出向く。でも、2回飛んでいるのを見ただけでチャンスはなかった。この日の気温は25℃を越えていた。暑いせいかと思ったが、どうやら午前中に一度ここにやって来て採集していったらしい。新潟県では、ギフの採集は禁じられていないのでしょうけど、保護しなければ絶滅に向かっている種、撮影機材が格段に整ったこの時代、すぐ色褪せる標本を集めるより、撮影してみんなで楽しんだ方がいいと思うのですが・・・。蒐集とハンティングの楽しさは知っており、採集は絶対禁止とは思わないけど、ときどき遭遇するのは年配よりむしろ若い人たち、ちょっと悲しい気持ちになってしまう。

by otto-N | 2014-04-30 21:02 | Comments(6)
Commented by banyan10 at 2014-04-30 22:39
イワウチワは新潟でちょっと山に行くと咲いていることが多いですが、魅力的ですね。扱いは小さいですが、イワナシも好きな花です。(笑)
一面のカタクリに桜と、こんな環境にギフが飛んだら最高ですね。
Commented by HOUNOKI at 2014-04-30 22:45 x
こんばんは。
カタクリ、イワウチワ、イワナシ、キクザキイチゲなど、
坂戸山の山野草の花が、
とても美しいですね。
雪をいただいた初夏の山を背景に咲く、
タムシバの白い花も癒されますね。
こんな素敵な山が関東地方には、あるんですね。
Commented by otto-N at 2014-05-01 20:07 x
banyanさん、イワウチワはいい花ですね。一目ぼれでした。
イワナシは少ない上、いい位置に咲いてなく撮るのに苦労しました。
昔は、桜とカタクリの間でガンガン飛んでいたかもしれませんね。
Commented by otto-N at 2014-05-01 20:15 x
HOUNOKIさん、坂戸山は、花の山と呼ばれているようです。
この時期、ハイキングに行くことはなかったのですが、あわよくばギフということで出かけました。
トンネルを抜けると雪国だったという辺りです。
雪は消えていましたが、それでも、ところどころ日陰には雪が残っておりびっくりしました。
Commented by Sippo5655 at 2014-05-01 21:45
イワウチワ 懐かしいです。
数年前、人に頂いて、
庭で大切に育てていたのですが、開花しないある年に
主人が要らない鉢と思い込み 処分してしまいました^^;
可憐な花姿がたまらなく大好きだった。。

ギフチョウ 採集する人が、、
本当に残念です。

そういえば最近見かける網持った人
若い男性が多い印象です。

良くないですね・・・
Commented by otto-N at 2014-05-02 15:59 x
Sippo☆さん、イワウチワはなかなかいい花です。
自然のものなので、毎年咲かせるのは難しいしい気がします。
気持ち的には、採集も撮影も似たようなものですが、増えている種は少なく、多くは絶滅に向かっている現在、趣味としての採集はもうその時代ではありませんね。
1960年代には高尾山にもギフチョウがいたことを知り、愕然としました。
<< 2014.5.1 東京・恵比寿... 2014.4.25 新潟県・カ... >>