たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.5.4 ゴールデンウィーク、よく晴れた日。ヒメウツギにやって来るアオバセセリを撮りに行く。9時半ころ、現地に着いたところ、顔見知りの方3名。8時半にはたくさん来ていたが、諦めて帰ったとのこと。少し後からも、お一方やって来た。ヒメウツギの花もいつもより少ない。少し咲いたところで剪定したようで、薫るはずのウノハナはほとんど薫らない。 雁首をそろえて、ヒメウツギの前で気長に待つ。けれど、待てど暮らせどやって来ない。アオスジアゲハだけは活発に飛び回っている。今が旬のアオスジアゲハ。ヒメウツギよりハルジオンのほうが人気があった。というか、断然、ハルジオンのほうが撮影しやすい。 アオスジアゲハは逆光から撮るととても美しい。北海道の子供時代、半透明の青いスジ。北海道にはいないこのアゲハに憧れていた。 翅を小刻みに震えさせながら、吸蜜をする。瞬間的な翅のしなり。連続シャッターがとても楽しい。 ファインダーに2頭同時に入る。もつれあう2頭。いつまでも続いてほしいと願うがあっけなく飛び去る。 ヒメウツギの下に咲いているムラサキハナナにも日が当たり始めた。背景に紫色のボケをと狙うが、狙ったウツギの花にはなかなかやって来ない。1回だけ来たが、マクロでは遠かった。横着しないでズームで撮ればよかったと反省。 我がホームグランド、「自然教育園」にはいないヒメウラナミジャノメ。ありがたく撮らせてもらう。 11時半。諦めて、Kさんとコジャノメの尾根道に向かう。途中でツツジにやって来たナガサキアゲハ。 コジャノメは、いつもの場所にちゃんといた。 道路にとまることのほうが多いけれど、やはり緑の葉の上のほうがいい。日が射す場所では翅を開く。でも、性標が美しさを損なう。初めて見たとき、性標とは知らず、ただれた傷だと思っていた。 地表の枯葉にとまって飛び立つ。 オスのテリ張りポイントのようで、道路だけでなく、散策路の手すりなどにとまる。飛び去っても、また舞い戻ってくるので、その度に撮影する。ただし、とても暗い。日が射さない場所では、全く闇夜のカラス状態だった。 飛び上がった瞬間。ほとんどフレームの外に外れたが、真上に飛ぶとこんな風になるようだ。 コジャノメも楽しいけれど、目的はあくまでアオバセセリ。ヒメウツギの場所に戻ってみる。ずうーっと見張っていた方に聞くと、全然現れなかったとのこと。実は、コジャノメにかまけていた時に、アオバセセリが出ていたらと思うと、気が気ではなかったのです。内心はホッとする。時刻は14時半。相変わらず、アオスジアゲハがやってくるだけだった。スジグロシロチョウもいたので撮ったが、これが今年初。 朝に飛び回っていたヒメウラナミジャノメ。午後のこの時間にもいた。飛翔中を少し追いかけ、逆光と順光の浮遊感。 そして、飛び上がりポーズ。 15時もすぎ、1人抜け2人抜けし、これにてアオバセセリ撮影会は解散。とぼとぼと、Kさんと帰路につく。アオバセセリは撮れなかったけれど、集まったみなさんと久しぶりに話ができ、いい日だった。 (この後、天気が悪かったのは1日だけ。出歩いたり、下手くそテニスやらで、毎日が忙しく、くたびれてしまい、写真の整理がつかず、やっと記事にしました)
by otto-N
| 2014-05-11 20:45
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Comments(4)
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Sippo5655 at 2014-05-12 20:55
アオバセセリ今年は発生が遅いのでしょうか。
それとも、冬の寒さに耐え切れなかったのかなあ、、 残念でしたね。 でもアオスジやコジャノメ、たっぷりと遊んでもらえて♪ コジャノメ飛び上がりの美しさ! 性標も知ると知らないでは、捉え方が変わってくるものですね。
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otto-N
at 2014-05-13 17:49
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Sippoさん、昨日も行きましたが、現れませんでした。
遅いというより数が少ないのではと思ってます。 コジャノメは、こんなにじっくり撮ることができないので、いいチャンスでした。 性標は、ちょっと美しさを損ないますね。
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otto-N
at 2014-05-13 17:54
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みき♂さん、よほど暇でない限り、暗い中での飛翔は撮る気がしませんね。(とても暇でした)
夏には、木漏れ日の中を飛ぶヒカゲチョウを撮ってみたいと思ってます。(ホームグランドにはチョウは少ないですからね)
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