たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.5.7 雨が降った翌日、アオバセセリのリベンジに行く。先客がお一方。ときどき、思わぬところでお会いする。8時半には来たけれど、まだ出て来ないとのこと。待っても全然現れない。しかたがなく、アオスジアゲハを撮る。 ヒメウツギの向こうのムラサキハナナ。この背景狙いで、ひたすら待つ。しかし、なかなかここだけにやって来ない。一度だけ来たチャンス。ズーム比を変えながら撮ったのがちょっと失敗。最初から大きく撮るんだった。 広角で撮った偶然の産物。ピントは上の個体にしかきていない。 3コマ目、宙返っていた。 正午ころ、オバセセリをあきらめて、コジャノメの尾根道に行く途中の石段に現れたクロヒカゲ。 コジャノメは健在だった。 翅を閉じたところは何回撮っても同じ感じになってしまう。ときどき、翅を開くが、これも同じ感じ。 緑の葉の上よりも、枯葉のほうがよく似合う。 尾根筋の道は柵が張り巡らされている。木漏れ日が射す場所にひっそりととまり、近づくと飛び立つ。個体によって敏感さが違うようだ。 柵にとまるのも大好き。飛んでもすぐ戻ってくる。 1コマ目は飛んでいない、ただの静止。 コジャノメは、新緑のハイキング中、尾根筋でよく見かける。しかし、先を急いでいることが多く、こんなにゆっくりかまってはいられない。 日陰に入ったら真っ黒、日が射す空間に入ったときだけ、くっきりと写る。 オス同士のバトルが頻繁に繰り返される。でも、暗がりの中、すぐ柵外にでてしまうし、とにかく速い。最初に出会ったとき、その場でホバリング卍。この時だけが撮影チャンスだった。 こうして飛翔写真を撮ってみると、横から光が当たっているせいか、翅脈と翅脈の間は空気を受けてたわんでいることがよくわかる。 14時すぎ、ヒメウツギの前に戻ってみると、アオバセセリは来なかったとのこと。しばらく、見張っていたけれど、諦め、15時淋しく2人とも撤収。 2014.5.12 この2日前の土曜日、アオバセセリのメスが出ているとの連絡。しかし、残念。この日はテニス。ということで、週明けの月曜、3度目の正直を目指して出かける。9時半ころ到着したら、町田市のSさんが来られていた。8時半から張っていたけれどアオバセセリはまだとのこと。 ヒメウツギの花はそろそろ終わりかけ。それより、何か変だと思ったら、近くのハルジオンはすっかり抜かれ、ムラサキハナナも処分されていた。アスジアゲハはあまり来ず、コチャバネセセリが2~3頭というところ。ヒメウラナミジャノメが来たので撮っておく。 いつまでたってもアオバセセリは現れず、コチャバネセセリの飛翔を狙うが速すぎる。ハナムグリは遅いので撮れる確率は高かったのだが(1コマ目)。 昼過ぎに現れたのはクロヒカゲ。近くにカラスアゲハやナガサキアゲハが来ると、盛んに追い回していた。これを撮りたかったがムリというもの。 飛ばれてもすぐ戻ってくるので、飛び立つ瞬間にトライするものの速くて難しい。このクロヒカゲは右前翅の先が欠けていた。 14時まで待ったが、結局、アオバセセリは出てこなかった。その間、Sさんから色んなお話を聞くことができ、私としては退屈はしなかったけれど、Sさん、ほんとうにありがとうございました。3度目の正直はなく、2度あることは3度ある、になってしまったが、他に見たのはアカボシゴマダラとダイミョウセセリ、こんな日もあるでしょう。
by otto-N
| 2014-05-13 19:40
|
Comments(2)
アオバセセリは残念でしたね。今年は少ないのでしょうか?
でもコジャノメの飛翔などしっかり撮影されていてさすが。 アオスジアゲハの広角飛翔が面白いですね。
0
Commented
by
otto-N
at 2014-05-14 20:38
x
naoggioさん、マクロでも撮影できる安直な場所なので、もっと苦労しなさいということでしょうか。
ここが今年は少ないと思います。今日、山のほうに行ってきて撮影しましたが(ただし300ミリ)、例年より多い感じでした。 このところ、右手は望遠ではなく、広角になってしまいました。 アオスジの宙返りはピントがあってませんが、こんな風にも飛んでるんですね。
| |||||
ファン申請 |
||