たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.6.2 横浜ではミドリシジミが出始めた。この日は、いつもの公園ではなく、初めての場所に行く。目的は、ミドリシジミであったけれど、1頭を見ただけ。午後はイボタの周りで飛び回るウラゴマダラシジミの撮影に終始した。 今季初のミドリシジミはメス。飛んだとき青く光らなかった。イボタの花で吸蜜するウラゴマダラシジミ。考えてみれば、今年はこの吸蜜を撮っていなかった。日陰で休むウラナミアカシジミとミズイロオナガシジミ。どちらも暗い場所。かなりの枚数を撮った。 この谷戸では、アカシジミよりウラナミアカシジミのほうが多いとのこと。アカシジミは古びた個体だったので割愛。 午後はほとんど、イボタの木の周りにいた。そこへやって来たチョウたち。スジグロシロチョウ、テングチョウ、1回だけしか見なかったウラギンシジミの開翅。 午前中は、ウラゴマダラシジミはとても少なく、このポイントに来る途中の水が浸み出た所には、おびただしい数のテングチョウ、数頭のウラギンシジミ、少しのルリシジミが吸水にきていた。めったにない機会と、飛翔を撮りに行く。しかし、テングチョウは敏感すぎ、まるで近寄れず、ルリシジミは撮れたと思ったらスレ個体、残ったのはウラギンシジミ。日のカンカン照る中、汗だくになってしまった。 逃げられても、少し離れた場所ですぐ吸水。すぐ撮れると思ったのに、横向きポーズを量産。上から被せ気味に撮ることにしたが・・・。 1枚に複数頭入れるつもりが、なかなか入らない。後ろの小さな赤い点、これでも2頭目のウラギン。 イボタの木に戻る。午後1時半を過ぎると、飛び回るウラゴの数が増した。なかなかとまらない。やっととまったので、横から撮る。少し透けているほうが好み。 とまらないチョウ撮影の楽しみ。でも、日の当たらない薄暗いところを飛び回るので、色が出ない。明るいところに来たときを狙う。 この一連の中では、これが一番よかった。 それほど速く飛ばないはずなのに、フレームに入らないものが続出。少し欠けても、まあいいでしょう。 イボタの木の中、薄暗いので、撮っても闇夜のカラス。構図的にはとても気に入っているのだが。 メスを追い詰めたオス。かなり追いかけたが1枚しかピンがきてなかった。 葉についた鳥の糞を見つけると、一瞬ホバリングする。チョウの動きがとまったのを見て駆けつけるが、それではもう遅い。ここに来ると期待して待って撮った。 ピンがくると、チョウはフレームのギリギリ。これをなんとかしなければと思っていても、うまくいかない。ピンが来ている分、とても悔しい。 いつもの場所ではなく、知らない場所に行くと、撮影対象がいつものチョウであっても、何かワクワクするものがある。そして、場所によっては、チョウの活動時間が違うことを知る。このポイントは、いつもの場所より、出てくるのが遅く、3時をすぎてから本番のようであった。でも、3時をすぎると暗すぎて撮影は難しかった。今回は、それぞれ撮影のスタイルが違う方とご一緒した。Sさん、Kさん、色々ありがとうございました。
by otto-N
| 2014-06-05 20:20
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Comments(4)
こんにちは。
とんでもない速さのウラギンシジミまで飛翔シーンを撮られるとはびっくりです。 ウラゴマダラシジミ、綺麗に表翅の色が出ていて素晴らしいです。 今季は自分も挑戦していますが、やはり薄暗いところを飛ぶことが多くて、難しいです。
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otto-N
at 2014-06-06 20:09
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みき♂さん、数頭のウラギンが吸水していて、あまり逃げないし、ゆっくり飛ぶのもいたので撮影できました。
ほとんどとまらないので最初から飛翔狙いでした。4時間以上、イボタの周りにいたと思います。
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なつ
at 2014-06-08 09:02
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otto-N
at 2014-06-08 11:48
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なつさん、もう撮るのが飽きてしまった普通種でも、飛翔撮影となると別物の楽しさです。
ほとんどボツですが、たまに当たるのでハマっています。 ここはそちらから近くてとても羨ましいです。 まだまだ発見がありそうな場所ですね。
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