たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.6.17 PM メスアカミドリシジミの卍飛翔を撮った後、アサマシジミを探しに行く。 現地に着いたらすぐに1頭が飛んでいた。初めてだった。大きい、そして、なんとゆっくり飛ぶことか。飛んではとまりすぐ翅を開く。すぐ、メスも見つかった。 どうやら数はそんなに多くはないらしく、この1頭と傷んだ1頭(4コマ目)だけのようだった。ただ、まだ暑い時間帯だったので、茂みから出て来なかったのかもしれない。 青鱗粉は粒々になって載っている感じ。大きなヤマトの青メスといった感じ。 メスはすぐ藪の中に潜って出て来ない。翅も半分しか拡げない。 表をなんとか撮ることができたが、これがせいいっぱい。 個体数が少ないため、違うポイントに移動した。オスがすぐ見つかったが、なかなか翅を拡げてくれない。 諦めて、別の個体を探すとすぐに見つかった。このオスはとても綺麗だった。青鱗が広い。 飛んでもすぐ近くにとまり、日陰でも全開する。 日向と日陰。どちらも美しい。ヤマトだとこうはいかない。 少し探すと、すぐ見つかる。とまらなかったり、茂みの向こうだったり、撮影できなかった個体も多かったけれど、個体ごとに青鱗の載りが違っていた。3コマ目は、撮影時刻が違っていたので別個体と思っていたが、よく見ると、2コマ目と同じだった。 花での吸蜜も一瞬だったが撮ることができた。 半開翅を斜め前から。 このポイントはススキが多く、背景が抜けてとても撮りやすい。 いつの間にか空には雲がかかり、アサマも消えていた。最後の画像。結局、この個体ばかり撮っていたことになる。午後4時撤収。 やっと、念願のアサマシジミを撮ることができた。観察した個体数は少なかったけれど、ヤマトの青メスのように、青鱗が粒状になって載っているように見えたのだが、画像を拡大してみると、翅に生えた毛自体が青いように見える不思議なブルーだった。そして、ヤマトとは大きく違っていたのは、日が当たるほどブルーが輝くことだった。
by otto-N
| 2014-06-25 18:10
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Comments(6)
アサマの特集、いいですね。
しっかり開翅していて綺麗に青がでてますね。 この青は他のチョウにくらべるとちょっと明るい青なのでそれが黒地に映えるので大好きです。 この場所はわかりませんが、地域差があるチョウなので撮っていてもおもしろいです。
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otto-N
at 2014-06-26 21:05
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H.A.さん、アサマは同じ地域でも、個体差がありそうですね。
時間帯のせいもあったと思いますが、こんなに開いてくれるとは予想外でした。 棲息地が限られ、飛び方が遅く、これでは採集されて消滅してしまうのはムリないと思いました。
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22wn3288 at 2014-06-27 08:43
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otto-N
at 2014-06-27 20:16
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himeoo27 at 2014-06-28 08:39
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otto-N
at 2014-06-28 20:12
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himeooさん、オスは茂みの上を飛び回っているので、メスより簡単に見つかると思います。
また、オスはとまるとすぐ開翅するので、撮影も容易でした。
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