たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.7.27 朝からカンカン照りの日が続く。昨日は、午後にテニスに出かけたけれどバテバテで、今日、朝からこう天気がよくては戦意喪失。でも、暇なのでヤマトシジミを撮りに行く。暑いのにご苦労なこと。 予め、近くに見つけておいた場所はバス停のわき。道路際のフェンスの下が産卵の場となっていた。 休日なので人通りは少なく、本数の少ないバスを待つ人がときどきくる程度。 バスが来るまで時間がありそう。とにかく暑かった。 バス停と反対側。ときどき、オスどうしが絡む。 ヤマトシジミは都会のチョウ。と言っても、そんなカッコのいいところにはいない。手入れのあまりされていない公園か道路の片すみで生き延び続ける。これがリアル・ヤマト。実にたくましい。 女性も通るが、そんなときに限ってヤマトシジミは姿を現さなかった。ということでは決してなく、撮影を失敗してばかりいただけ。 以上の撮影には、久しぶりにタムロンの17-50ミリを使ってみた。Y端で距離30cm、チョウが小さくなりすぎトリミングした。以下は、いつもの21ミリ、距離25cm。こちらはノートリ。写りは変わらないと思うが、レンズの重さがまるで違う。もっとヤマトがたくさんいる所で比較したいところ。同じ状況で撮影できなかった。 17ミリのほうがフレームに入る確率が高いようだ。21ミリだとギリギリでも、17ミリではもっと中に入ったかもしれない。 都心で一番多いチョウは、おそらくヤマトシジミ。ちょっとしたカタバミを見つけ、しぶとく生き続けている。春先はとても少ないが、夏になると数を増す。先日、渋谷の駅前にヤマトシジミを探しにいったが、昨年のように花壇の中にカタバミはなく、全然飛んでもいなかった。自宅付近でも、カタバミは引き抜かれる運命にあるようで、撮影も簡単とはいかない。カタバミが群落のように咲いている場所で撮影したいと思っているけれど、出不精なので見つけることもできない。もし、都内にそんな場所をご存知の方がおられたら、ぜひ鍵コメで一報ください。こうした道路脇のヤマトシジミはヤマトシジミらしくていいもんだ思っているんですが、近くにヤマトしかいないチョウ好きの居直りか、負け惜しみか、そんなところですね。
by otto-N
| 2014-07-27 22:24
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Comments(6)
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himeoo27 at 2014-07-28 20:39
ヤマトシジミの雄が卍巴飛翔する
シーン表翅の輝きが、綺麗ですね!
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Shin
at 2014-07-29 16:20
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otto-N
at 2014-07-29 22:05
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himeooさん、ヤマトの飛翔、いつもちゃんと色が出ていないと思ってましたが、どうやら、ピントに問題があったようです。
翅の皺までピントが合っていると、静止と同じような色合いで撮れました。
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otto-N
at 2014-07-29 22:11
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Shinさん、元来、教育園はカタバミや他の雑草が少なく、まるで、尾瀬のような保護されたハイキングコースのようです。
残念ながら、ヤマトが増える環境にはないようです。 (尾瀬に行ってきました。雑草の持ち込みにかなり気を使っていました) クサギが咲きましたか。黒系アゲハが来るのはもう少したってからでしょうね。
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otto-N
at 2014-07-29 22:19
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Favoniusさん、大都会という場所ではありませんが、建物以外に通行人というのはヤマトの生育環境をちょっとだけ表現できたと思います。
ノラネコ写真というジャンルがありますが、私のは東京の普通蝶写真かな。
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