たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.8.20 恵比寿ガーデンプレースのシャトーレストラン前の花壇。午前中は花壇の向こうにシャトーを入れるとしたら、チョウは逆光。順行で撮影できるのは、昼過ぎのちょっとだけ。午後1時30分になるとビルの陰で、日が当たらなくなる。昨日は午後に行ったけれど、風が強く、イチモンジセセリがほとんどいなかった。今日の朝、曇っていたので飛翔撮影には不向きかと思われたが、この程度の曇り空では、逆光・順光を気にせず撮影できそうだった。 曇っているせいか、イチモンジセセリが多数集まっていた。飛ばれても(実は飛ばしているのだが)、数が多い。こんなに撮影が楽かと思うほどだった。と言ってもせいぜい10頭ほど。シャトーバックのイチモンジセセリ。 曇っているので、シャトー本来の温かみのある感じの色が出ない。セセリは逆光で撮ると白い斑紋が美しい。飛翔でも表現したかった。 こちらはドーム側。曇っていてもさすが順光。翅の表と裏の色がよく出る。絞りを少し閉めた。 横向きの似たような写真ばかりになってしまう。でも、横向きが一番ピントが合う。横向きはとまっているときと同じかもしれないが、撮りたいのはこの浮遊感。とてもシュール。 気がつくと太陽が出ていた。順光・逆光に回る度に絞りを調節する。でも、ときどき忘れてしまう。正面顔を撮りたいがなかなか難しい。翅を開いて正面顔が最高なのだが。 1/4000秒でも、翅の先端はとまらない。 前回、naoggioさんから、このドームはタイムトンネルのようだとのコメントをいただいた。イチモンジセセリがトンネルに突っ込んでいく。ということはないが、なんかいい感じ。 日射しが強くなったせいか、あるいは、もう吸蜜タイムが過ぎたせいか、イチモンジセセリは少なくなってきた。私が追い払ったせいではないとは思うが、もう邪魔しないでよ、といった風情。少しこちらを見返っていた。ガンをとばされたか。 撮った写真を見ていたら、イチモンジセセリは首から先が少し動くらしいことに気がついた。小首を傾げてという感じのものがいくつかあった。まあ、写り方によってなんとなくそう見えるということにすぎないのかもしれないが、他のチョウでも、静止しているとき少し動かすのを見ているので、確かに動くのだろうとは思っている。セセリはやはり飛んでいるときがかわいい。くせになりそう。
by otto-N
| 2014-08-20 20:10
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Comments(4)
感動しました。
いいですね、このシュールな感じ。 普通種もこうやって確り撮らないといけませんね。
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otto-N
at 2014-08-21 20:25
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ごまさん、ありがとうございます。でも、感動とは大げさな。
飛んでいるとき、翅を拡げていると、ああ飛んでいると納得できますが、 翅を閉じているとセセリの場合、弓矢の先みたいですね。 それほど大きくない花壇ですが、一面に花があるように感じるかと思います。
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fanseab at 2014-08-21 23:45
ドームの中から飛び出すように翅を拡げてこちらに
飛び込んで来る画像が小生のベストセレクションです。 仰る通り、飛翔画像で一番好きなのは「追い撮り」でなく 「迎え撮り」です。空中で方向転換する時、首を進行方向に 傾げるのは良く見る光景です。
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otto-N
at 2014-08-22 17:38
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fanseabさん、一応、目にピンが来ているとOKとしていますが、追い撮りさえも、ままなりません。
(コマ合わせにNGも混ぜますが) 迎え撮りはむずかしいですね。向こうがレンズの先を見切って反転する感じです。 小首を傾げるというのも、テーマになりそうです。
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