たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.9.3 続き 空は相変わらずだったが、少しは明るくなってきた感じがしないでもなかった。ミヤマシジミに飽きたというわけではないが、Favoniusさんはツマグロキチョウ、私はシルビアシジミのポイントに引き返す。 ヤマトシジミは相変わらず飛び回っていたが、その中の1頭が少し小さい感じがしたので、飛翔を撮りながら追う。葉の上にとまったので裏翅を見ると、紛れもないシルビアシジミ。あわててカメラを持ち替える。 1枚撮ったところで、半開翅。ほとんどスレていない。 全部開くかと思ったら、翅を閉じてしまった。しばらく待ったところで、再開翅。少し日射しが出てきていた。 前には回り込めなかったので、後ろに寄った。(これは上の3コマ目と同じカット) そして、全開翅。3年越しだった。自宅へ戻ってから気がついたのだが、このシルビアがとまっている葉は、ヤハズソウらしい。オスが飛び回っていた場所にはミヤコグサはなく、この場所ではヤハズソウも食草としているのかもしれない。、 この後、飛ばれてしまい、別個体を探すものの見つからず。場所を移動する。その途中、ギンイチモンジセセリが飛んでいたので追いかける。 そして、ふと目をやるとヤマトシジミ。今回、きちんと撮ったのはこの1枚だけだった。メスは新鮮で綺麗そう。 草ぼうぼうの場所。シルビアはすぐ見つかった。しかし、スレ個体。 もちろん、とまるまでは飛翔を追う。オス、メス、オス。(今回の飛翔写真としては、この3枚だけトリミングした) スレてはいるが、堂々たるシルビアシジミ。後翅の破れから、上の3コマ目と同じ個体のようだ。 午後の低くなった日を浴びて、オスもメスもすぐ翅を開く。しかし、日が出ていたのは束の間。すぐ、雲に隠れてしまった。そうなったら、もう翅は開かない。 この後、満足するほど撮っていなかったツマグロキチョウ撮りに専念したが、カワラケツメイの群落にはあまりおらず、周りの草の中に潜り込んでいた。 それでも、時々絡みあう。しかし、ピンボケばかりで撮れたのは2枚。ギンイチモンジセセリを追ってもまともに撮れず。午後4時に撤収。 シルビアシジミのオスの全開翅をやっとのことで撮影できた。ピカピカの新鮮個体ではなかったけれど、これで一段落。オスの濃いブルーはとてもいい。一瞬、弱い日射しを受けて明るく輝くブルーを見たとき、キマダラルリツバメかと思った。これは言い過ぎとしても、このブルーにはヤマトシジミは完全に負けた。でも、これはオスの場合。今回、メスのピカピカには会わなかったが、メスはやはりヤマトがいい。限りなくシルビアに近いブルーがいるからだ。 偶然、一緒になったFavoniusさんとの6時間は楽しかった。広い河川敷、思い思いに撮影し、ときどき一緒にのんびり(疲れ果て)休むというのはとてもいい。飛翔撮影の方法が違うし、何よりも彼はノートリミング。見習いたくても、私の場合、全部が全部そうとはいかない。 (今日の朝(9日)、近くでクマゼミが啼いていた。昨年ころから気がついたのだが、東京にも定着したようだ)
by otto-N
| 2014-09-09 21:15
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Comments(4)
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