たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.9.14 北アルプス・白馬岳に登る予定が天候不順のため、延び延びになっていたところ、連休中は高気圧に覆われ、長野も天気がいいとの予報、急遽、山小屋を予約した。しかし、14日は3連休の中日なので、出かけたくはなかった。何しろ、中央道は40kmの渋滞予測。ただ、夕方までに登山の起点、蓮華温泉に入れればいいと思って、8時に出発。うーん、渋滞は予測通り。12時ころ、やっと渋滞を抜け大月からは快調だった。でも12時と言えば、いつもなら白馬に着いている時間。やれやれだった。午後2時すぎ、高速を下り、クロツバメシジミのポイントに寄る。ただ、目的地は白馬のさらに先、思ったより遠く、カーナビの到着予定時間から逆算し、撮影時間は30分が限界(実際には10分延長の40分)。キツかった。 広い河川敷の土手の片すみにある石積み。ツメレンゲが他の草と混じりあって少し生えている。クロツバメシジミはすぐ見つかった。晴れて結構暑いので飛び回ってばかりいた。やっと、ツメレンゲにとまったのを見て、ちょっとガッカリ。スレていた。 とまっても、この天気では翅を開かないと思い、飛翔撮影をメインにした。しかし、靴を登山靴に履き替えずに来たのが大失敗。履いていたのは、底に刻みのないデッキシューズ。石積みの丸い石でつるつると滑り、身軽に動けなかった。クロツはスレ個体ばかりと思っていたが、新鮮個体もいたので、飛翔→とまったらマクロといういつもの戦術に切り替えた。3コマ目、ちょっと惜しいピンボケ。 雑多な植物の間にツメレンゲ。ミヤマシジミもいたがスレ個体、クロツに絞る(ミヤマは今年はさんざん撮ったし)。とにかく時間がない。 この4コマ連続は、クロツのポーズはなかなかいいのだが、なんと言ってもごちゃごちゃの草の中だしツメレンゲが写っていないのでは締まるがない。 とまっても開かないので、せめて、後翅の青斑点だけでも撮りたかった。なぜか、立ち枯れたツメレンゲも多かった。 クロツがツメレンゲの向こう、実に惜しかった。石積みは斜めになっており、横からだとツメレンゲがたくさん写ると気がついた。ただ、太陽の向きで片方だけ。予め、ツメレンゲの多い場所で待ち構え、やっと撮ったのだが。今後の忘備録。 石積みの上にもときどき飛んでいたので、土手に上がって撮ったかろうじての1枚。 翅を開くことはなかったが、新鮮な個体も見つかった。でも、この2枚はどうやら同じ個体のようだった。 クロツバメシジミは、やはりツメレンゲにとまらくては。陰気なツメレンゲもアップで見ると、微妙なピンクが美しい。 ツメレンゲが生えていた石積みの幅はせいぜい15m。それも他の草と混生していた。クロツバメシジミの数は多くはなく、いなくなってはまた戻ってくる程度の数だった。まあ、数が多いとすぐ絡み合うので、少な目のほうが撮影はしやすい。ツメレンゲを踏まぬように撮影するためには、むやみに動かず、ここぞという場所に陣取り、飛んでくるのを待つのが一番のようだ。飛翔撮影と言っても、追いかけることはできない石積みの斜面。腕を伸ばしてレンズとの距離を調整するのが精一杯だった。
by otto-N
| 2014-09-18 16:20
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