たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.10.1 天気予報は、明け方まで雨、その後曇り、午後から晴れ。自宅を出ると空は暗く不吉な予感。でも、現地の天気は判らない。以前、途中で引き返し、その後良くなったことがある。晴れていてはだめ、曇りからちょっと薄日の日がいいはずと、こんな日を待っていたのだった。 鬼怒川の河川敷に10時すぎに到着。暗い曇り空、あげくに雨が時おり混じる。気温も低く、長袖の上にゴア系の簡易ジャケット。こんな寒くてはチョウなぞ出てはこない。帰ろうと思ったけれど、9月には行かなかったポイントが気になり、傘をさし、とぼとぼと河川敷の道路を上流に向かう。さすがに何も飛んでいなかったが、茂みの中に黄色いチョウ。撮ってみるとキタキチョウだった。その少し先、雨に打たれているベニシジミ。その近くににミヤマシジミを見つけた。1頭見つけると目が慣れたのか次々見つかった。3コマ目は、少し小降りになったとき飛んでいたウラナミシジミ。 次々と見つかったミヤマシジミ。草のてっぺんにとまって休んでいるとき、気温が下がりもう飛べなくなったまま、一夜を明かしたのだろうか。触れても、寒いのか、弱々しく翅を動かし下に落ちるだけだった。 壊れた翅の隙間から、チラッとブルー。みんな傷んだ個体ばかりだった。 葉陰には、ツマグロキチョウもいるはずと探しながら歩く。やっとのことで1頭だけ見つけた。レンズに雨がかからないように気を使った。 昨年見つけたミヤコグサの群落を探したが、見つからず。群落どころか単独で咲いているのさえも見当たらない。昼も過ぎたので帰ろうかと思ったとき、雨が止んだ。いち早く飛び始めたのはキタキチョウ。それなら、ツマグロキチョウも出てくるはずと、注意していたら、突然、ツマグロキチョウが舞っている場所に出た。1頭や2頭だけではなかった。昨年はこんなところにはいなかった。ケツメイの群落もない場所だった。 すぐ茂みに潜り込んでしまうし、ピントを合わせている最中にすぐ逃げられ、いつものように敏感だった。 翅の色に個体差があり、個人的には白っぽいのが好きなのだが、美しさもとまる場所しだい。こんな周囲に溶け込むような感じはなかなかいい。残念ながらこれは白くない個体。 ツマグロキチョウを撮っていたとき、飛んできたミヤマシジミ。ツユクサの花の近くにとまり開翅したのだが、花がないほうがよかったかもしれない。こんな新鮮個体がいることには驚いた。 ツマグロキチョウはたくさんいたので、いつものように、飛ばれたときは広角での飛翔を撮った。晴れていなかったせいか花には来ず、葉陰の静止はどれも似たよう感じなので、すぐ飽きてしまったのが実情。次回は、飛翔画像をアップします。
by otto-N
| 2014-10-07 16:30
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