たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.10.29 晴天2日目の水曜日、ムラサキが降りてくると確信して、自然教育園に出向く。実は前日も行ったのだが、晴れていても気温が低すぎたせいか、ムラサキシジミさえ出て来なかった。 この日は少しだけ前日より気温が高かった。ポイントに着くなり、ムラサキシジミが現れた。散策路の下草や低い横の木の葉の上で翅を拡げる。 後ろが抜けていないところにばかりにとまる。中途半端な葉上より、こんなほうがワイルドかもしれない。 このメスは完全に日が当たらなくても翅を開いていた。 ムラサキシジミは次々と降りてくるのだが、ムラサキツバメは1頭も出てこなかった。他に、吸水に現れたのはテングチョウ。今年は珍しくはない。 11時半もすぎ、ムラサキシジミが出なくなったので、ここを引き上げ、自宅近くのヤマトシジミのポイントに立ち寄ると、スーパーブルークラスの青メスが飛んできた。ちょっとスレているのが残念。 上から撮ろうとしたとき、陰に入ってしまったが、翅は開いたままだった。暗すぎだけれど青鱗粉が輝く。日に当たる青鱗粉は目立たない。 カタバミでの吸蜜。青面積は確かに広いけれど、日が当たると細かな傷がギラギラ反射し、どうしても綺麗には撮ることができない。 撮りやすい位置にとまったのだが、近づくと陰に入ってしまった。今度はすぐに飛んだ。 むき出しの地面で日向ぼっこをしているとき、オスがにじり寄ってきた。両方にピントは難しく、それぞれに合わす。この後は、例によって、「脱兎のごとく」であった。 この日の前日は、シャッターを切る機会はほんとうに少なかった。撮ったのは、この時期としては超新鮮なクロアゲハのメスとヤマトシジミのメスくらい。 ムラサキシジミの出てくる日は判ってきたが、問題はヤマトシジミのメス。晴れているとせっかくのブルーがきれいに撮れない。また、ブログに掲載するときの画像処理(圧縮)の問題もあるようだ。細かな鱗粉のきらめきが飛んでしまう。11月に入ってしまうと、曇った日には気温が低くて出てこないことが多いし、カタバミも花を開かない。気温が高めの薄曇りが理想的ではあるのだが、なかなかそんな日は多くはない。
by otto-N
| 2014-11-02 21:10
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Comments(8)
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Sippo5655 at 2014-11-02 22:24
今季はどちらもほとんど見れずに終わってしまいました。
これから、ますます出会いが貴重になりますね。 クロアゲハ本当に新鮮個体ですね。
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otto-N
at 2014-11-03 13:34
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Sippo☆さん、ムラサキシジミ、ムラサキツバメともこれからがシーズンです。
特に、ムラサキツバメはこれから集団で塒を作り、小春日和の日には近くで日向ぼっこをしてくれます。 毎年、この時期に新鮮なクロアゲハを1頭だけ見ているような気がします。
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otto-N
at 2014-11-03 13:43
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Favoniusさん、ムラサキはちょっとの角度でずいぶん色が変わりますね。
最大に輝くアングル探しについ没頭してしまいます。 この絶品はたぶんスーパーより美形だと思います。 スーパーやウルトラの新鮮個体に当たったことがなく、どちらが美形か判断できていません。 寒いと出て来ず、日射があると綺麗に撮れず、これまた撮影の楽しみですかね。
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himeoo27 at 2014-11-03 16:09
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otto-N
at 2014-11-03 19:38
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otto-Nさん、おはようございます。
スーパーブルーすごいですね。こんなに青くなるとは思っていませんでした。 ちょっと擦れた感じは、もともとなのでしょうか?羽化直はきれいなのでしょうか?疑問に思ってます。
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otto-N
at 2014-11-04 20:09
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春さん、青面積がもっと広いのもいます。
しかし、新鮮なものをあまり撮っておらず、ほんとに綺麗なのかは判断つきかねております。 拙ブログを少し見返したら、2012年の11/10、11/17、11月/20の記事にスーパーが出ていました。 スーパーは秋だけではなく、春にも出現します(2013.6.20記)。
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