たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.11.4 日射しが強く、ムラサキの出てくる好条件。しかし、自然教育園は前日(文化の日)の開園の代休。ならばと、ムラサキツバメが集まり始めたという千葉県の公園に行く。例年は、11月中旬以降に出かけているので、時期的に少し早い。 10時ころ現地到着。毎年、塒を作る場所にいたことはいたけれど、昨年より高い位置だった。2頭しかいなかった。ここは日当たりがよく、気温が上がり始めたようなので、すでに出払ったと思い近くを探すが見つからない。別の場所に移動すると、暗い葉陰に3頭。1頭のオスが日が当たり始めた葉上で開翅を始めた。さらに、別の昨年はいなかった場所にはムラサキツバメが舞っていた。見上げる位置や少し高い所で開翅するが、オスはなかなか下には降りてこない。 そろそろ、背の低いアオキに日が当たり始めるころと2つ目の場所に行ってみる。目の下にオスが飛んできて全開。しかし、赤銅色に輝くだけ。それでも、少しは紫に見えるアングルを捜して撮った。3コマ目も、色がよく出なかった。 幻の紫色。半分開いた時にぼおーっと見える。ビミョーな色。 飛ばれたので、最初の場所に行ってみると1頭もいなくなっていたので、2つ目と3つ目のポイントを行き来し、ムラサキツバメを捜す。目より下にとまっているのを見つけると、順光の位置、光を最も反射するであろう位置に回り込み開翅するのを待つ。でも、あれだけ期待させておいて、全開したら傷だらけ。あるいは、やっと開いたらすぐ飛んでいったというのがほとんどだった。 この公園、ムラサキシジミは少ない。サザンカの蕾のピンクがちょっと良かった。あまりにも開かないので接近撮影。メスはよく開いてくれる。 このメス、傷んで鱗粉がはげた個体かと思ったら、ピカピカ。ただ、色が薄いだけだった。あまり見たことがない。 標準的なメス。 休み場所をさがしているのか、あちこちでウラギンシジミも飛び回っていた。新鮮だけど赤というより朱色のオス。 きれいなオスはなかなかいなかったけれど、結果てきには、この日一番のオス。アングルを少し変えただけで紫色が微妙に変わる。 似たような構図の中から、これが一番いいかな。とまった葉が斑入りのアオキというのが気にいらないけど。 日の当たる地面にもとまるので、追いかけたが撮れたのはこの1枚だけ。オスの紫は写りっこない感じ。 午後1時、散ったチョウが舞い戻ってくる時間。塒に直接入る個体がほとんどだが、その前に日を浴びる個体もいる。ただ、位置が高い。 ムラサキツバメのオスを撮るのは難しい。まず、新鮮な個体でなければならない。次に、目より下にとまってくれなくてはならない。3番目、頭は下か、横向きの場合、頭は太陽の向きと逆にとまらなければならない。どうやら、この3条件が整ったうえ、全開したときに紫が輝くようだ。それでも、一番輝く位置に入ろうとすると、太陽の陰。マクロでは近すぎ、望遠では斜めになってしまう。
by otto-N
| 2014-11-09 12:10
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