たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.11.19 晴れた朝。ある方から、かねてからお誘いを受けていた所にムラサキツバメを撮りに出かける。 すぐ近くにマテバシイがずらーっと並び、サザンカが咲き乱れ、舗道に低い植え込みがあるそんな場所。到着するなり、あちこちでムラサキツバメが舞っていた。とまってもすぐ開かないものはスルーし、最初に撮ったのはこのオス。最初、翅全体を撮っていたが、頭のほうから撮らなくてはならないことを思い出し、左へ回り込む。後翅の黒縁の輪郭がバッチリ浮き上がった。しかしながら、色はまあまあというところ。もっと右から翅全体を撮ったのはピンボケでボツ。 飛ばれても、すぐ次が見つかる。ただし、なかなか翅を開いてくれないし、開いても半分のものが多かった。 超接近しても逃げないのでこんなアップ。でも、これは隣で撮っていた方のパクリです。 メスはオスより開くようだったが、オスを探す。2コマ目のように、いつ開いてもいいようにカメラを向けていた。でも、たいていは半開翅の3コマ目。頭を下にしているときは、葉についた汁を吸っているとき。開くときは頭を上にしてとまる。それでも、半分だけ。 半開翅の青い幻光。幻のままでいて欲しいと願うものの、開けば赤銅色。しかし、とても複雑な色だ。 幻光の青が最大になるアングルを捜す。なかなかそんなアングルは見つからなかった。 せっかくのサザンカだが、背景に取り込むのは難しかった。1コマ目はムラサキシジミのオス。強烈なブルーとサザンカのピンク。ムラサキシジミのメスは少し高いところで、頭下向きで開翅することが多かった。4コマ目、赤紋に黄色が混ざるちょっと気になったベニシジミ。テリ張りなのか、近寄るムラツやムラシを追いかけていた。 決して翅を開かないサザンカ吸蜜。飛び立つところを撮ろうとカメラを構えていたが、油断した一瞬、飛ばれてしまった。 翅の先がとんがっていなかったけれど、とても綺麗なウラギンシジミのメス。オスも何頭かいたがことごとくスレ個体。 左は幻光、右は少し赤いがまあまあの深い紫。 半開翅の幻光、開くほど薄れる。リアルな紫。 もう少しで全開というところ。深い紫が出たと思う。 結局は全開に至らず、また閉じ始めたが、幻光が美しい。 フライイング・バタフライズ。色が出ないオスしか撮れていなかった。ムラツの広角飛翔は無謀のようだ。最後はヤマトシジミ。 今まで行ったどの場所より、ムラサキツバメが多かった。次々とはオーバーだが、植え込みの間に潜り込み吸汁し、その合間に日光浴、また吸汁。ごくたまにサザンカ吸蜜。オスの輝くムラサキを撮りたいのだが、なかなか、いい位置にはとまってくれない。太陽が低いせいか、斜めになった葉に頭を上に向けて、最大限の光を浴びる。頭が上だと、翅が輝いてくれない。ただ、この状態での半開き、とても美しい青い幻光を楽しむことが出来る。この場所を案内していただいたSさん、どうもありがとうございました。
by otto-N
| 2014-11-27 21:10
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Comments(4)
otto-Nさん ご無沙汰しています
ムラサキツバメのシーズンですね 最後のベストショットは個体も綺麗ですが色もバッチリですね 私もオス、メスともにどうしたらいい色が出るか奮闘しています
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otto-N
at 2014-11-30 08:54
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案山子さん、こちらこそご無沙汰しています。
ムラサキツバメは、撮影する角度がミドリシジミより数段難しいです。 とまった位置しだいですが、その中でのベストポジション探しです。 お互いがんばりましょう。
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LUFFYY at 2014-11-30 19:00
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otto-N
at 2014-11-30 19:49
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LUFFYYさん、この時期、毎年、ムラツのオスに傾倒しています。
きっかけは、二人並んで撮ったのにかかわらず、隣の方はピカピカの輝く紫、私のはさえない紫。 たった50cmの差でした。 少しずつ習性や撮り方がわかってきましたが、なかなか決定版を撮ることができません。
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