たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.11.21 11月下旬、晴れた日はムラサキツバメに限る。ムラサキシジミでもいいけれど、ここはムラサキツバメが圧倒的に多い。 ムラサキツバメのオスの輝く紫色を撮るには、とにかく頭のほうから撮ればよいことがなんとなくわかった。頭を下にしてとまらないなら、横にとまっても、頭を上にとまっても、強引に頭のほうに回り込む。4コマ目、後翅の黒縁が浮き出た。でも、色はまだまだ。 太陽が低いせいか、頭を上にしてとまる「奴さんスタイル」。300ミリで押さえを撮り、近づいて100ミリマクロ。この300ミリ、とてもいい。どっちがマクロで撮ったのか判らなくなった。以後、近すぎて、上からしか撮れないときだけマクロ。実に安易な撮影。 頭がを下にしてとまると、幻光ではない紫が出る。でも、輝くまでには至らなかった。 ムラサキツバメは低い植え込みに吸汁のためやって来る。植え込みの中に潜りこみ、ときどき顔を出し、日を浴びる。なかなか出て来ないときは足で少し蹴ると顔を出す。十分吸汁したときは日光浴を始めるが、吸い足りないときは、すぐ潜ってしまうので、我慢して待つ。顔を出してもなかなか開かないのがほとんど、しばらく待つ。開かなければ次を探す。スレていたらスルー。そんな風にして撮った。 上の5コマ目をほぼ真後ろから撮影。右が幻光、左は輝かない紫色。 裏と表の両方は難しい。裏は暗くなりすぎてダメ。 ぼわーっとした紫色もなかなかいい。太陽の向きで、どうしても同じ向きばかりになってしまう。この逆サイドから撮ると、前回アップしたように、ただの赤銅色。微妙な色も面白いが、今回はとにかく、ムラサキの輝きが目標だった。 横どまり頭撮り。でも、色がいま一つ。 ちょっと惜しかった。1コマ目は前翅が一部欠損し、新鮮な個体ではなかったが、いい色に輝いた。新鮮でなくても輝くようだ。後翅も輝いた。 この日のベストショット。ちょっと、背景がうるさいが・・・。 ムラサキツバメのオスの紫色はとても難しい。太陽の入射角と反射角、それに翅の向きが微妙に関係しているらしい。とにかく、後ろから撮ると、ぼわーっとした幻光、前から撮ると輝く紫。もう、太陽が低いので、目よりかなり下にとまってくれないと、撮るのが難しい。オスばかりでなく、当然、メスも撮っていたのだけれど、積み残してしまった。これは、次回ということで・・・。
by otto-N
| 2014-11-29 21:10
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