たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.12.2 「されどムラサキツバメの日々」・・・、これは字余りか。「ムラツとムラシの日々」・・・、これでは優雅さとはほど遠い。とにかく、晴れ。少し寒く、風が強かったけれど、出陣した。 オス狙いといっても、べタ開翅でもこんなアングルだとメスもなかなかいい。風が強かったのでバランスを保つのがたいへんそうだった。 オスは頭から撮るのだけれど、ヒカりませんね。 向こうのも開いてくれればと願ったのだけれど、無視された。蜘蛛の糸が邪魔とは思ったが、風情があります。 なかなか撮れないオスの色だったが、そんなに悪くはない色には撮れていた。 ウラギンシジミは、なぜかこの日もメス。 しゃにむにサザンカを入れ込んだ。 全開より、ちょっと翅をすぼめ、少し後ろからという構図がいい感じ。 この日の一番のオス。 撤収寸前、ヤマトシジミが飛んできた。白く浮き出た翅脈と透けた(ように見える)翅室がとてもいい。頭にピントを合わせ、少しずつアングルを変える。そして縁毛にもピントがきているものを選ぶ。 日射しが強かったが、風も強く、体感温度はかなり低かった。そのせいか、ムラサキツバメはいつもより少なかった。また、剪定作業が入り、マテバシイの一部と、先日見つけた塒のある広葉樹が丸裸にされた。そのせいか、その近くの植え込みにはムラサキツバメが見られなかった。ここで、輝く紫の個体を撮っただけに、とても残念だった。 2014.12.5 その3日後、本格的な冬型の気圧配置。最高気温は13℃、前回と1℃しか低くない。風も弱いにも関わらず、ムラサキツバメは少なかった。メスが数頭だけ、オスは翅欠けの1頭だけ。植え込みで日を浴びるだけで、吸汁をする個体は1頭もいなかった。朝の最低気温は1℃くらい。最高気温よりも最低気温の差が大きいのかもしれない(2日は6℃)。ムラサキシジミは比較的元気だったが・・・。 マテバシイの樹上をときどき飛んでいたが、下にはほとんど降りてこない。樹の中に潜ったので、300ミリで見てみると、枯葉の上に数頭とまっていた。ぎりぎりまで近寄って撮った。 もう暖かくなっても最高気温は10℃どまり。そろそろ、「ムラツとムラシの日々」は終わりのようだ。
by otto-N
| 2014-12-07 20:11
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Comments(2)
「この日の一番のオス」は個体も奇麗ですし、さすがにいい色出てますね。
柴田翔ですか、懐かしいです。 「されどムラツ(ムラシ)が日々」でしょうかね。 初冬の楽しみはこれに限ります。
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Commented
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otto-N
at 2014-12-09 16:19
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naoggioさん、なんかしっくりこないと思っていたら、「の」と「が」を間違えたようです。
この日は、蝶好きなミステリー作家の「柴田よしき」さんとご一緒してました。 今日は冬タイヤに履き替えのついでに、タイヤ屋さんの近くにある世田谷の大きな公園で少し捜してみましたが、ムラシが3頭だけでした。 手の甲が冷たく感じると、もうムラツは出てきませんね。
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