たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014.12.13 続き オランウータンはボルネオやスマトラにしか棲息していないはずだけれど、ペナン島の対岸の森の中にに保護区があった。森林開発で森を追われて行き場のなくなったオランウータンを保護しているとのこと。大きな湖に浮かぶ島があり、島全体が保護区なのかその一部だけなのかよくわからなかったが、専用の船で渡る。立ち入ることのできる場所は島の桟橋から100mほどのL字型の散策路だけ。散策路は幅3mくらい、左右、頭上とも2重のフェンスに覆われている。したがって、人間のいるほうが檻の中。 1頭目のオランウータン。フェンス越しなので標準ズーム(18-135ミリ)で撮るとこんな感じ。 オランウータンは顔の表情が面白い。トリミングしてみる。 2頭目。少しお姉さん(だったと思う)。 これも少し大きくトリミング。 木の上に長老格の大きなオランウータン。300ミリ(単焦点)でフェンスの隙間から撮るが、逆光なので、よく撮れなかった。 ここからは、300ミリでの撮影。金網の隙間からの撮影なので、金網の前ボケ。こんなに表情豊かな動物は見たことがない。 目がとてもいい。目を閉じると白いアイシャドゥ。 ここには23頭のオランウータンがいるとのこと。1頭ずつ名前が付けられており、係り員が大声で名前を呼ぶと森の奥からやって来る。その中に「ヒロシ」という子がいた。なかなか出て来ず、やっと来たと思ったらすぐいなくなってしまった。(この中に写っているかは不明) なかなか近寄ってこない子。 ピンボケでもいい表情だ。 目元、口元、こんなに表情が豊かとは!同じ顔だと思い、1枚だけ掲載しようと思ったけれど、どれ一つ同じ表情がない。 ついに笑い顔になった。 と思ったら、突然、咳き込んだ。 その後は、再びすまし顔。 大人のオランウータンのロープ懸垂は迫力がある。長い毛が美しい。でも顔が撮れたのは1枚だけだった。 子供は、まだぽやぽや毛。 口元に付いているのは何かな? 目線、くださーい。ありがとう! 何か言いたそうなこの表情。 狡猾そうな、あるいは怒っているような複雑な表情。 寝ころんでリラックス。おとこの子。 茫然としているだけ? 瞳にこちらが写っているはずなんだけれど・・・。 あっと言う間の45分。次の船の客と交代。島を後にする。檻の中に咲いていた真っ白なハイビスカス。湖上空を飛んでいたワシの類。 島を後にして、相変わらず退屈な油椰子の畑を突っ切り、キャメロンハイランドに向かうため高速道を下りた所で休憩。チョウは何もいないだろうと、標準ズームだけ持ってバスを降りた。駐車場わきの荒れた芝生。アオタテハモドキがいた。とまらないので、やけっぱちの飛翔撮影3発。2発的中の1枚。 よく見たらもう1頭がいて、これはすぐにとまり開翅。このチョウは何度見てもドッキリする。この後、大きな犬が来てじっとこちらを伺っていたので、恐る恐る退散。 キャメロンハイランドへの道はすばらしいワインディングロード。道路脇はジャングルのようだ。上の方は雲に霞んでいる。アゲハくらい飛んでたら見えるはずと、目を凝らして外を見ても、さすがにチョウは小さい。かろうじて鳥しかわからなかった。道路脇にはカトレアに似た野性のランが雑草のように咲き乱れる。暇つぶしに1/4000秒で、撮影を試みるが暗すぎた。キャメロンハイランドは標高1500mほど。年中気温は20℃くらいとのこと。そこで、高原野菜や紅茶用の茶、苺の栽培が盛んな様子。登るにつれ全山ビニールハウス。すごいです。バスの前のトラックの荷台で、農作業帰りなのか娘たちが楽しそう。右手前の娘は美人だったです。 (マレーシア旅行は続きます)
by otto-N
| 2014-12-24 16:18
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Comments(4)
オランウータンがこれだけ沢山いると、それだけ撮影の
選択肢が広がりより納得できる画像に近づけますよね。 ユニークな風貌には愕きました。
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otto-N
at 2014-12-26 21:49
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Favoniusさん、保護区なので完全な野性とは言えないのですが、とにかく係員が名前を呼ぶと次々やってきました。(単に、餌をくれると思って来るようですが)
さすが人間に近いだけあって、微妙な表情にはすごいものがあります。 俳優さんたち、オランウータンを研究したほうがいいのでは、と思ったりして。
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tamayam2 at 2014-12-30 16:34
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otto-N
at 2014-12-30 22:56
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tamayam2さん、アオタテハモドキは八重山で何度か撮ってますが、出会うたびにドキッとします。
あんなに綺麗なんですが、とまる場所がいつも残念な所ばかりです。 こちらこそ、来年もよろしくお願いします。
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