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たかがヤマト、されどヤマト

昨年暮れの積み残し 2014.12.25-26 志賀高原   2015.1.3 (記)

2014.12.25
年末、うまくいけばお値打ち価格でいい温泉宿に泊まることができる。といことで、行った先は信州の上林温泉。上林温泉は志賀高原の麓。もちろん、スキー板を積んで行った。

朝8時に出発し、昼過ぎ高速を下りる。昼食は小布施の「桜井甘精堂」 。ここの栗おこわはとても美味しい。またしても、「北斎館」は休みだった。毎年、冬は補修工事のため休業するのかもしれない。夕方までに宿に入ればいいとしても時間がありすぎなので、どこか暇つぶしの場所を探すと、「地獄谷野猿公苑」というのがあった。ナビに入れた道は、冬期閉鎖。確か、志賀高原に行く途中に看板があったはずと、オリンピック道路に戻る。なあーんだ、上林温泉の先か。専用の駐車場に車を停め、杉林の中の凍りついた道を歩く。途中にある案内板は英語、すれ違う人は外国人ばかり。日本人と思っても中国語その他。東南アジアから来た人だった。ときどき脚を滑らせながら歩くこと30分。杉林が途切れた谷間に、蜂の巣城のようなボロい地獄谷温泉の一軒宿が現れた。その脇の階段を上がったところが、「Snow Monkey」のいる露天風呂。入場料一人500円也。

確かに露天風呂の中にたくさんの猿が浸かっていた。
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見物人は95%外国人。20~30人が露天風呂の周りを取り囲み、写真を撮ったり猿の表情に見入ったり。猿たちはお互いシラミを摂ったりしながら(毛づくろい?)、悠然とお湯の中。顔はこんなに真っ赤だたってけ?というくらい赤い。子ザルたちはせわしないが、親ザルたちは目を閉じ気持ちよさそうだった。まだまだ、見ていたかったけれど、寒すぎて退散。
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上林温泉では、全室離れというこじんまりした老舗の宿「塵表閣本店」に泊まる。どうやら、ここも香港、中国からのお客が多いようだった。

2014.12.26
朝、9時ころ宿を出る。道路は真っ白。慎重に運転する。スキー人口が減り、丸池では昔よく泊まった2軒の宿は跡形もなく少々淋しいものがあったが、とにかく駐車場捜し。このところ、ジャイアントばかりに泊まっていたので、日帰り用の駐車場はよく判らなかったが、焼額第二ゴンドラの駅に広い駐車場があったのを思い出した。大正解だった。

この2~3日で雪が降ったらしく、すばらしいコンデションだった。焼額の山頂付近では、もうこんな感じ。あいにく、天候は小雪というところだが、風はあまり強くはない。ゴンドラも通常運転。4コマ目目は、すこしガスが切れたときの奥志賀のバーン。コンデジなので、4:3の画像。ちょっと違和感があります。それよりも、撮影時、雪の中では液晶モニターは全く役立たず。
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メインのコースはしっかりグルーミングされていたけれど、オリンピックの男子回転コースは新雪60cmほどに踏み跡が半分という荒れたバーン。こんな雪にはロッカースキーが最適と思う。人がほとんどいないので(先行する妻だけ)、急斜面の右端と左端を全部使って、大きなターンで一気に滑り下りる。まだ踏んでいない雪に突っ込んでも、前のめりにならないように少しだけ後傾。深くても軽い雪を蹴散らす感じ。板の幅が広いので、スピードが落ちない。次は、隣にある35度超の急斜面。方斜面だが、まだまっすぐ下に滑る余地がありそうだったので入ってみる。軽い言えども雪は深いので、急斜面に出る前の緩斜面はほとんどストックを使い自走状態。雪はほんとうに深かった。急斜面の滑り出しでも、板を真下に向けてやっと滑り出すいうほどだった。踏み跡のないところがあったので、(たぶん今季は誰も滑っていない)、まっすぐ滑り下りる。幅3mあれば十分だ。スキーの記事で文章だけというのもなんなので、一応シュプールの写真を撮りました(2コマ目)。奥志賀に移ったところ、リフト脇に少しだけ雪が残されていたが、あまり面白くはなかった(3コマ目)。昼食後、未踏の急斜面を下りてみる。(4コマ目)。しかし、この後、斜度が緩すぎスキーが埋まるだけ、脱出に手間取った。
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ターンをするたびに前が見えないほどの軽くて深い雪。スキーが浮いて頭が雪から出た瞬間に息を吸いむ。吸い込むタイミングがずれると喉の奥まで雪が入ってくる。転んで板をはずすとまず見つからないだろう。こんな雪は何年ぶりだろうか。至福の時間は一瞬にすぎなかったけれど、このためにカービングではなくロッカーにしたのだ。
この後、一の瀬に行く。一の瀬はビックリするくらいの人出。スキー講習の学生ばかりではなさそうだが、もっと空いたゲレンデがあるのにとつくづく思う。パーフェクタの上は雪がついてなかった。結局、2本滑って駐車場に戻り、15:00帰途につく。

by otto-N | 2015-01-03 19:58 | Comments(2)
Commented by H.A. at 2015-01-06 17:24 x
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
当地にいらしていたのですね。
地獄谷は相変わらず外国人ばかりだったのですね。
しかし、こんな山奥に来てくれるのはありがたいです。
志賀高原も楽しめたでしょうか。気温が低かったので雪のコンディションはいいほうだったかと思います。またいらしてください。
Commented by otto-N at 2015-01-06 22:04 x
H.A.さん、あけましておめでとうございます。
地獄谷温泉の繁盛ぶりにはビックリしましたが、吹雪のときムリしてスキーするよりも価値がありそうです。
デジイチを持っていったら、2時間は過ごせたでしょうね。
志賀高原は最高の雪で、焼額が開設して以来狙っていた禁断の斜面も滑ることができました。
今年もよろしくお願いいたします。
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