たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2014年6月 ゼフィルスの季節。ということで、毎年、同じ場所へ通うことになる。アカシジミはいつもより発生が早く、行ったころには新鮮な個体は撮影できなかったが栗の花のに埋もれ、いい感じだった。 この公園ではなんと言ってもミドリシジミ。しかし、またもや思い通りにはならず。遠かったのでかなりのトリミング。写った翅面積は狭すぎるが、前翅がブルー、後翅がグリーン。 チラッとブルーのメス。 暗い木陰のミズイロオナガシジミ。葉の隙間からやっと撮る。絞り解放、1/100秒はきつかった。 ウラナミアカシジミ。これも木陰で暗かった。何度も撮り直す。 ウラゴマダラシジミ。昼過ぎから飛び回り、なかなかとまらない。さすがゼフィルスの一員。それでも、一瞬とまり、翅を拡げることもある。 もう1枚。翅が透け、ゆったりした、いい感じに撮れた。 さらに1枚。たぶん、羽化直だろうと思う。翅の開き始めるところから撮影できた。 オオミドリシジミ。朝のバトルに勝ち残ると、一番日当たりのいい葉の上でびくともしない。葉を左手で寄せてのマクロ撮り。翅が輝きすぎ、明るさをチョウに合わせると背景がこんなに暗くなる。 オオミドリシジミのメス。これはいつもの公園。こんな所でという場所で何頭か飛んでいた。 我がホームグランドの自然教育園。年1回、樹上から次々トラフシジミが舞い降りる日がある。昨年は当たり年だった。しかし、スレ個体ばかりで、少しは新鮮なものを探す。背景に難あり。 福島に山登りに行ったときの道の駅でのヒメシジミ。交尾写真はそんなに好きではない。しかし、大きく翅を開き、腹部をぐぐっと湾曲させたオスに力強さを感じた。 山梨に行く。アサマシジミ。うーんと唸るばかりの青鱗粉。でも、簡単に翅を開くので撮りやすいのは確かだった。 上の個体とは違う場所。地域差なのか、青部分が広い。木陰だとやはりブルーが綺麗に写る。 本命のクロミドリシジミ。クズの葉に次々降りた(降ろした)ものの、曇っていた空がなかなか明るくならず、オスは開翅もせずに次々に飛び去った。もうダメかと諦めていたところ、思いがけない所に1頭。これに賭けた。開き始めた瞬間は忘れられない。 メスは2頭残っており、2頭ともおずおずと翅を開き始めた。目より下の方を集中して撮った。 6月はとても忙しい。天気によって行くところを決めるのだが、なかなか天気予報どおりとはいかず、1回ではすまないことがほとんどだった。しかし、予報通りではないほうが、思ってもみなかったいい結果となることもある。結局は、撮れたらラッキー、撮れなかったらまた来年、と諦めることに慣れてきた。全部叶ったら目標がなくなる(ただの負け惜しみ)。
by otto-N
| 2015-02-07 20:31
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