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たかがヤマト、されどヤマト

ふりかえり 2014 静止 11月   2015.2.24 (記)

2014年11月
都心のムラサキシジミ。年々、発生数が増えてきたような気がする。ただ、日光浴のため道路脇に出てくる日を読めるようになったためかもしれない。日射の他、前日の天候を含め、空気の乾燥度も関係しているようだ。
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ベタ開翅より、少し翅をすぼめたときのほうが断然いい。
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ときには180°以上に開く。ほぼ真上から撮ったオス。力強い1枚になった。
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近所のヤマトシジミ。寄りすぎだが、後ろは石垣、下がれない。
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かなり青いメス。これも寄りすぎた。
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スーパーブルーはこの証拠写真の1枚だけ。滅多に会えない新鮮個体だというのに、すぐ逃げられてしまい大ショックだった。
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スーパーホワイトの登場。スーパーとはちょっと大げさかもしれないが、大きくて白く、飛んでいても他のオスとすぐ区別できた。沖縄のオスのようなこんなに白い個体は初めてだった。
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少し縁毛に疲れていたのは残念だが、翅が透き通る感じの眩い白さだった。
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この時期の他のオス。右もかなり白いけれど、スーパーホワイトは黒縁がとても細い。
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房総半島のルーミスシジミ。複数頭が舞い降りてきてくれた。そこだけに日が当たる葉上、陰と陽の翅裏。
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そして1頭ずつの半開翅。遠くて、300ミリでも小さくしか撮れなかったのでかなりトリミングした。
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枯葉の上でひっそりと開翅。一度開くと、じっくりと撮影できる。
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緑の葉の上でも開いてくれた。シャッターを切ったとき電池が切れて大慌て交換。あぶなく撮り損なうところだった。
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ムラサキツバメのオスを求めて、連日のように千葉に行く。でも、なかなかいい色に撮れない。
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メスは飽きたと言いながらも、撮り続けた。
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オスの翅の色は難しい。これが精一杯だった。
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場所を千葉から都下に変え、また通い詰める。サザンカがたくさん咲いていた。
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曇った日には出て来ない。しかし、空がほんの少し明るくなったとき、飛び出してきた。けれど、なかなか開かず。そして薄日。やっと開翅し、日がなくなっても開き続けた。曇り空での開翅は初めての経験だった。
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アングルを変え少しは輝く位置を探したが、そうそううまくは行かない。その中でも何とか見られるものも撮れたけれど、今一つ。
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何気なく撮ったこの1枚。えっと驚く色に輝いた。頭が上。と言うことは、アングルではなく個体差!?JPEGそのままの色。また来ると思っていたが、1ポーズを撮ってお終い。遠くへ行ってしまった。
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翌日。これもいい色だった。頭の方に回り込んで撮るのが原則。したがって、頭が下向きか、横向きにとまったときがベスト。だが、頭が上でも輝く色が出る。やはり、アングルより個体差なんだろうか?
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ムラサキ3兄弟の11月。中でも、ムラサキツバメのオスばかり探していた。月末になって、構図その他は満足ではないものの、やっとそれらしき輝きのオスに出会えた。オスの不思議な輝きは、撮影時の日の当たる角度とレンズの角度によるものと思ってきたが、どうやら、個体差によるものらしい。ならば、数打ちゃ当たるというで、少しつまらない感じがしないでもない。ヤマトの青メスも探したけれど、スーパーブルーにほとんど出会うことはなく、その代わり、沖縄の白いオスより白い、スーパーホワイトと言ってもいいほど白いオスに遭遇し、今後の楽しみの一つになった。


(12月はあまり撮影していなかったので、これで昨年の「ふりかえり」は終わりにします。すでに、モンキチョウを撮ることができましたが、越冬蝶にしろ新生蝶にしろ、これからはナマのチョウを撮影できそうです)



*追記
真夏でも沖縄のヤマトシジミは、オスは白く、メスは青い。一度しか観察してないけれど、宮古島のヤマトシジミはこんなです。クリックしてみてください。→
その前日の夕方に撮っていたのもありました。メスはピンボケですが、青の程度は色々あるようです。
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日中は翅を開かないので、沖縄でわざわざヤマトを撮る方はおられないでしょうが、寒冷期の翅表はどうなんでしょうか?

by otto-N | 2015-02-24 21:03 | Comments(2)
Commented by OTTO at 2015-02-26 09:09 x
ムラサキ3兄弟、どれも素晴らしくそれぞれの個体の存在感にみちた写真で感服いたしました。
ムラサキツバメは2回ほど知人のつてを頼って神奈川に写しに行ってきましたが、天候に恵まれず2頭だけが越冬している地味な写真が撮れただけで、翅表の綺麗な色を拝むことができず心残りでした。
♀は飽きたなどと贅沢な 笑
関東以南に住んでおられる方が羨ましい限りです。
Commented by otto-N at 2015-02-26 18:01 x
OTTOさん、感服など、とんでもありません。
ムラツのオスの色表現はとても難しく、課題となっています。
11月はムラツのオスを探して、自宅から1時間以上かかる場所なのですが、めげずに10回以上出撃しました(暇といえば暇です)。
それでも出て来ない日もあり、苦戦が続きで今年も先が思いやられます。
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