たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.3.5 続きです 頭上に舞い上がったモンキチョウは、再び土手へ飛んでいき、一休み。ちょうど、鉄塔の前だった。 しばらく休んだ後、飛行開始。その後を追う。 追いかけた先は土手の向こう側。そして、見失う。 この後は、散発的に速いオスがやってくるが、全く撮れず。しばらくしてから、土手の中腹をゆっくり飛んでいるオスを見つけ、土手に駆け上る。 ヤッホー! 置きピンを少し前にする余裕もあった。 でも、肝心なシーンでは裏切られる。 北風に向かって飛び続ける。右手は逆光の川。 どんどん風上へ飛んでいく。追いついたかと思うと、方向転換、そして振り切られる。 追いかけている最中、足元から交尾ペアが飛び立った。メスをぶらさげ、オスが懸命に飛ぶ。 ペアが飛び落ちた先は、土手の下のセンダングサの茂み。アングルを変えながら撮ったけれど、結局、センダングサが青空に突き出ていたこの絵が一番よかった。おかげさまで、靴の中までセンダングサの種が入り込み、後始末が大変だったが。 大失敗。マクロも望遠も持ってこなかった。ズームのテレ端50ミリで撮るしかなかった。メスを懸命に支えるオス、脚を縮めじっとしているメス。けなげなペア。オスは触覚を束ね、ここで夜を明かす感じだった。 これまで、モンキチョウのオスの飛翔を21ミリ単焦点で撮っていたけれど、速すぎて視野に収まる確率が低く、距離も詰めることができず惨敗であった。そこで、少しでも視野に収めようと思い、17ミリ(17-50ミリズーム)で撮ったのだが、視界に入る確率は上がったものの、相変わらず、距離を詰めることができなかったため、ずいぶんチョウが小さくなってしまった。トリミングするとチョウは大きくなるが、迫力に欠けてしまう。結局、いずれのレンズを使おうとも、30cm以内でなければ撮って仕方がないのかなぁ、と考え込んでしまった。ズームレンズは重いため、水平に撮影できないし、このサイズのチョウは21ミリのほうがいいような気がする。 付録 チョウが少ないとき、飛翔撮影者が二人いると、交代で撮影していてもこんなシーンが多くなる。人影はこの河川敷をホームグランドとしているFavoniusさん。
by otto-N
| 2015-03-14 18:05
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Comments(2)
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