たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.3.13 前日、入手したばかりのペンタックスの単焦点15ミリで飛翔を撮りに出向いたが、風が強かったせいか、ほとんどモンキチョウは出て来ず、撮影チャンスがなかった。そしてこの日、15ミリでのリベンジ。何度目かの出撃か、忘れた。 冬型の気圧配置なのに南からの風。気温も高くはない。いつもの場所では、1頭飛んで飛んで来ただけだった。立ち止まっていると寒いので土手斜面を歩いていると、草の中にオスを見つけた。左前翅が不完全で飛ぶことのできない個体だったけれど、黄色が綺麗だったので、持ってきていた100ミリマクロで撮影した。 午後になったので鉄塔の場所に移動する。でも、風が強いせいか全然飛んで来ない。帰ろうかと思ったが、少し戻った場所に飛んでいた。やはり、探雌飛翔は速いので歯が立たず。吸蜜後の飛び上がるところをやっと撮りことができた。距離が遠かったためチョウが小さすぎた。(65%にトリミング) 飛び方が速いオスばかりで、追いかけてもあっさり振り切られてしまう。一度風にのってしまうと、もう手に負えなかった。諦めずに追いかけ、少しは遅い個体を探すと、中には、羽化直なのか、撮れそうな個体が見つかった。しかしながら、置きピンは30~35cm。焦点距離は15ミリと短いのに、置きピン30cmでは、チョウは小さくしか写らない。距離をこれだけしか詰められないのだから、しょーないと居直る。ただ、21ミリに較べ、視界に入りやすいようだ。以下、ノートリではチョウが小さいので80%のトリミング。 3コマ目は、土手の向こう。風に吹かれ、土手の向こうに飛ばれるたびに見失う。 2、4コマ目はピン外れ。ただ、翅の格好が動きがあっていい。惜しかった。 一応、静止画像も撮っておいた。これ以上寄ると自分の陰。ISO800、1/4000秒、F6.3。 (→飛翔撮影の場合、F値を日射し度に応じて変えている。でもF8が限界。曇りの日は解放でも暗い) 2、3コマ目、逆光の川向こうに、スカイツリーがかすかに見える。2コマ目はチョウの大きさが小さく、ピントは合っていないが、被写界深度は深い気がする。 翅の黄色はいいとしても、なかなかいい絵が撮れなかった。 「The F on the hill」 →やはり、これで決まりかな。丘ではなく土手だけど、大の大人がふたり、大きなカメラを持ち中腰で走り回っている姿、通りかかる人の目には不思議な光景だったに違いない。 モンキチョウが入ったとき、21ミリでは、チョウの大きさはいいとしても枠から外れることが多かったので、17-50ミリを使ったけれど、最短距離が27cmとチョウに近づけなかった。そこで、15ミリ(F4)というのをヤフオクで落札してみた。21ミリの最短距離は20cm、15ミリの最短距離は18cm。小さくて軽い。似たようなもんと高を括っていたが、焦点距離が短い分、より近づかないとチョウは大きく写らない。結局、近づけないんだからあまりイミがなかった。15ミリは、もっと近寄りやすく大きなチョウにしか有効ではなさそうだ。
by otto-N
| 2015-03-17 20:28
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Comments(2)
15mmは35mm換算で23mm位と言うことになるのでしょうか。
蝶の大きさとフレームアウトの問題は悩ましいですね。 それでもどれもシャープに見事に写っていますね。
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Commented
by
otto-N
at 2015-03-19 17:07
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21ミリはシジミチョウではいいのですが、被写界深度が浅く、大きなチョウだと一部しかピントが来ないので、15ミリを使ってみることにしました。
ただ、近づかないと撮れないことには変わりはなく、このへんが最大課題です。 今回も、あまり速く飛ばない個体だけしか撮れませんでした。
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