たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.4.16 AM 前日の午後に降りだした雨は、一晩中降っていたけれど、明け方には止んだようで、出かけるころには晴天だった。9時ころ、現地到着。 気温が高く、半袖でないと汗ばむ陽気。ただ、強風だったので少し心配した。しかし、林に風が遮られカタクリの群落には風がほとんど吹き込んでおらず、ギフチョウが飛び回っていた。カタクリの中には入れないので、マクロはすでに諦め、静止は300ミリで撮影する。右手首にはハンドストラップの15ミリ。近くに飛んできたギフの飛翔を狙う。もちろん、静止優先。とは言っても、とまるより飛んでいるほうが圧倒的に多い。カタクリにとまったら、手首にデジイチをぶら下げての望遠撮影。結構重いけれど、なんとかなるようだ。カタクリ吸蜜の撮影はなかなか難しい。遠かったり、すぐ飛ばれたり、枝が被ったり・・・。 花が綺麗だっただけに、右がわの小さな枝被りは残念だった。 カタクリの花は少しピークを過ぎていたようで、綺麗だと思っても斑点が目立った。もっとも、撮影中はそんなことには気がついていない。 かなり時間をかけて吸蜜していた。ギフチョウがカタクリで吸蜜するときには、ヒョウモンチョウが吸蜜するように翅を小刻みに震わせるのを知った。 縦型でも撮っておいた。花が少し傷んでいるのがちょっと惜しかった。 桜にも1回だけ来た。ぶら下がらず、すぐ飛び去った。 地面にとまったのを撮るつもりはなかったけれど、このメスはあまりにも綺麗で撮らざるを得なかった。 飛翔撮影は、地表から30cmくらいのところをメスを探して飛び回るので、どうやって撮るか苦労した。上から被せ気味にすると、翅表を撮ることができたが、背景が煩すぎた。上から見ると、群落の端っこのほうなのでカタクリはまばらだった。 上からではなく横から撮るといっても、地上から30cm以内。ギフは藪の中に入るし、とても難しい。ただ、横からでは、向こうのカタクリがそれらしく見えた。 ただ、後ろ向きばかりになってしまう。 それでも、真後ろで開いたらとてもいい。 10時も過ぎると、とまらなくなってしまった。飛翔速度も上がる。こうなると、カタクリ吸蜜を諦め、3人とも飛翔撮影に専念する。速すぎて近づけず置きピンを弱気の40cmと長くする。しかし、チョウまで遠い。 シャッターは親指で切っているけれど、地表から30cm以下ではかなりしんどい。縦型で撮ったほうが楽だった。ただ、体を横向にして追いかけなければならない。 飛ぶのが怖いため露出はかなりアンダー。後で補正しているせいか暗い部分のノイズが目立った。 斜めに撮れてしまったのを水平に回転させた。水平にしたほうが臨場感が出る気がする。 遠くにカタクリ群落。左下が雑然としすぎていたのでトリミングした。 (積み残しました。PMの部に続きます)
by otto-N
| 2015-04-21 10:02
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Comments(2)
越後のギフを十分楽しまれたようでよかったですね。
もうカタクリが終わりに近かったのではないかと思っていましたが、まだまだきれいなカタクリが残っていたんですね。 飛翔は臨場感もあって素晴らしいです。
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by
otto-N
at 2015-04-21 22:20
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ダンダラさん、初日は雨覚悟だったのですが、降らずに1時間撮影できラッキーでした。
カタクリは綺麗な花も沢山あったのですが、枯れかかったほうが人気があるようでした。 飛翔、おほめいただきありがとうございます。 カタクリ群落を中に入らず写し込むことは難しいですね。
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