たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.4.22 晴れの日が続く。自然教育園にトラフシジミを見てから、多摩川河川敷に出かける。 着いたのは10時30分すぎ。日射しが強いけれど、風があるせいか、ギンイチモンジセセリはあまり飛び回っていない。藪の奥に引っ込んでいるようだった。 飛んでいるギンイチを追いかける。 ピントがきていたような絵は似たようなものばかり。 渋滞中の大きな橋を背景にしてみたけれど、低い位置からは、橋の側面しか写らず、クルマはぼんやりと少ししか写っていなかった。 昼過ぎは吸蜜タイム。カラスノエンドウに突然とまる。その度にカメラを持ち替える。 ミヤマチャバネセセリもカラスノエンドウが好きなようである。昨年までは、ちょっと離れた広場にアカツメクサが咲いており、そこで吸蜜をしていたが、今年はタンポポしかなかった。そこでは、ミヤチャは見つからなかった。 カラスノエンドウと言えば、ツバメシジミ。このメスを見た瞬間、後翅のブルーに溜息が出た。 後翅が赤斑ではなく青斑。これも溜息。この河川敷が近所ならば、頻繁に通うところだ。あーあ、来るのが遅かった。 ギンイチモンジセセリは強風のせいか、とても少なく、他の場所を探す。ミヤマチャバネセセリが2頭絡んでいる場所に出くわした。テリ張り場所らしい。しばらくすると、1頭が戻ってきた。近くにポツンポツンと低いカラスノエンドウの花。吸蜜しながら、あるいは少し高い草にとまり、周りに睨みを利かす。 付近は草地。屈みこんで、発進するときや、1頭を追いかけて戻ってくるときを撮った。 テリ張り中でもあまり執拗に追うと、ふつう戻ってこなくなるのだが、カラスノエンドウがお目当てらしく、しばらくするとまたやって来る。 置きピンは20~25cmだったと思うが、近すぎてNGの絵もあった。いつもは撮れないミヤチャだが、種を明かせば、強風だったので撮れただけ。風に逆らってのホバリングが長かった。 ホバリングしていても、ホバリングを止めると脱兎のごとく。1/5000秒でも胴体しかとまらない。 やっぱりカメラを見られている。 後ろ姿を好んでいるわけではない。後ろ姿しか撮れない。向こうに行ったのが、こちらに戻ってくるのを待ち構えていても、直前で方向転換されてばかりいた。 縦撮りで斜めになったのを水平補正したら、ちょっと大きくなってしまったけれど、見上げた感じが強調された。ちょっと迫力。 ギンイチモンジセセリは風が強いと藪の奥に引っ込んでしまうようだ。風が強いといっても、日を遮るもののないカンカン照りの河川敷を動き回るのは、ちょっとキツかった。でも、ミヤマチャバネセセリのちょうどいい(撮影に)テリ張り場所が偶然見つかり、長い時間遊んでもらった。ミヤチャ君にはいい迷惑だったと重々承知していますが、こちらもヘトヘトです。
by otto-N
| 2015-05-01 21:32
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