たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.5.12 この日は、国道1号線を戻り、ダナンの30kmの南にあるホイアンに行った。ホイアンは、15~19世紀にかけ、アジアとヨーロッパの交易の中心として栄えた。最盛期には1000人以上の日本人が住んでいたと言われ、遠来橋(日本橋)や郊外にある墓などにその面影を残している。1999年、世界遺産に登録。 出発までに30分あったので、前日の公園に行ってみる。なんとかヤマトシジミの開翅を願うが、ちょっとだけ翅を覗かせてくれたけけど、朝でも開かなかった。クロマダラソテツシジミも撮っておく。 花壇に速く飛ぶシロチョウが現れたがすぐ行ってしまう。別種のシロチョウもいた。これは飛翔は遅い。 クロテンシロチョウは、これまでも何度も見ているが、暗いところが好きだとみえて、撮っても真っ暗だった。ここでやっと明るく撮ることができた。クロテンについていっていたとき、茂みの中からリュウキュウムラサキみたいのが飛び出した。とまらずそのまま行ってしまい、そこで時間切れ。 国道1号線からの眺めはそれほど興味もひくものではないし、バスの窓は色がついているので、色が変になるのであまり撮らなかった。1コマ目、フエの郊外、道端にばらまかれているのはモミ。通るクルマに轢いてもらい脱穀しているようだ。35年前、台湾で初めて見てびっくりしたが、ベトナムでは時間が止まったままなのか。ときどき、海が見える。海岸近くまで水田。国道と平行に単線の線路が走っているが、列車は1回しか見なかった。長くて遅かった。 途中、峠を2度越えたところで、休憩。横の空地でタテハモドキ。吸蜜するときと違って翅を開かない。 日本のODAで造られたという7kmのトンネルをくぐったところでダナンの街。海岸沿いの道の街路樹の刈り込み方が色々あり面白かった。お土産屋に寄ったとき、空地を探すとカバタテハが数頭いたが全然とまらない。なんと弱々しげな踏切。ずうーっと向こうに列車が写っている。ダナンはベトナムで3番目の街。近代的。ということは、あまり面白くはない。 海岸のレストランでシーフードのランチ。海から吹き抜ける風がとても涼しかった。バスに乗り込み、ホイアンに続く道でも、果てしなく、リゾート地帯だった。 ホイアンの町に着き、最初に案内されたのはシルク工場。生きた蚕~繭(ここの繭は黄色)まで展示してあり、服やとんでもなく繊細でリアルな刺繍の絵を売っていた。その裏手に旧市街が拡がっており、ぞろぞろと歩く。まずは有名な日本橋。この橋を境に中国人街と日本人街に分けられていたとのこと。3コマ目、中国人街から見た橋。4コマ目、日本人街方面。 昔の豪商の家の内部が公開されており、見学した後、かんかん照りの中を歩く。お土産屋、服屋、レストラン、その他の店が連なっている。 観光と生活が入り混じったような街。 観光客で多かったのはフランス人。フランス領だった関係。アメリカ人はあまり見なかった。3コマ目、ちょっとお洒落な店のマネキン、ちょっと不気味だが、ベトナムでは流行っているようだった。旧市街に雑多なお洒落な店が立ち並ぶこの風景、どこかに似ていると思ったら、マレーシア・マラッカの骨董通りと同じ。 (ベトナム旅行 (3) ミーソン遺跡 に続きます)
by otto-N
| 2015-05-19 21:21
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Comments(2)
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kazenohane at 2015-05-19 23:56
こんばんは。
ベトナムでよく見かける蝶は、 八重山諸島で見られる蝶と同じですね。 蝶にも興味がありますが、 ベトナムの生活感のある界隈風景は、 とても魅力的ですね。 これらの写真から、 ベトナムとは、こんな国なんだというイメージが 伝わってきました。
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otto-N
at 2015-05-20 21:06
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kazenohaneさん、ベトナムの蝶は、山の中に入ったらもっと変わったものが見られると思いますが、原則、沖縄と変わらないでしょうね。
たまに海外に観光旅行に行きますが、世界遺産だ、何々だという絶景より、人間がこんな所でも暮らしているというような、その街の生活感の方が魅力的です。 ただ、言葉がわからないだけ、ただ街をぶらついていても、どこまで撮っていいのか踏み込めないことばかりです。 蝶以外でのコメントはとても嬉しく思います。
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