たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.5.22 今年はチョウの発生が早いようで、あわててゼフを撮りに行く。ウラゴマダラシジミが第1の目的。 朝、イボタの木のある現地に着いても、全然飛んでいない。まだ、早いのかと思っていると、ときおり姿を現すもののすぐ遠いところに飛んでいってしまう。夕方まで待つかと覚悟を決め、付近でチョウを探す。と言っても、いつものメンバー。この時期のルリシジミ(2化目)は大型、ウラギンシジミ、テングチョウ、イチモンジチョウ。みんなきれいだ。 イボタの木で待っていると、羽化直らしきテングチョウ。とてもおとなしい、のでススキの葉にとまってもらった。 イボタの木の前の道路脇には、10頭を越えるルリシジミが集まっていた。近寄ると一斉に飛び立つ。飛び立ってもすぐ戻ってくる。飛翔撮りは楽勝!と、撮り始めたけれど、なかなかヒットしない。5頭は撮れるはずなのに、このありさま。その上、日向部では白とびし、露光条件が難しい。 日陰部ではブルーがとても美しい。 横より縦のほうが低い位置では撮りやすいので、横ではあまり撮らなかった。ルリシジミが何に集っているって?答えは、肥料用にうず高く積まれた馬糞。横だとカメラが馬糞にくっつきそう。足の置き場が大変だった。100ミリマクロで撮った飛翔は馬糞がモロに写っていたので割愛。(横で撮っていた方は掲載するでしょうね) 右隅に4枚の翅が入った一番のお気に入り。 昼すぎ、ウラゴマダラシジミはポツポツと現れはじめた。でも、翅を開いてはくれない。 その中の1頭、とまった直後、半分開いた。でも撮れず。がっかりしていたところ、再度の半開翅。半逆光の一番好きなアングル。 透けた翅と向こう側のブルー。イボタの白い花。残念ながら開翅はここまで。 3時半が過ぎても、ウラゴは出てこない。諦めて、ウラナミアカシジミの林に行く。この辺はアカシジミよりウラナミシジミのほうが多いのだが、1頭だけ新鮮なアカシジミ。寄りすぎてはいるが、残念ながらこれ以上、後ろに下がれなかった。 ウラナミアカシジミはすぐに見つかるけれど、木が密生している場所なので、うまく撮れない。 少し遠かったけれど、Favoniusさんが枝を引き寄せてくれたので、何とか撮影できた。ちらっと見える後翅の表の赤と、縁取りの白線が眩しい。 都心にある自然教育園で、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミが早々に発生した(Shinさん)。こうしちゃおられんと、Favoniusさんと連れだって、少し遠いところにウラゴマダラシジミを撮りに行った。彼と連れ立ってということは飛翔撮影が目的だったけれど、とても数が少なかく、飛翔撮影のチャンスは1度もなかった。まだ少し早いのかなぁ、と思いつつ、とぼとぼと足取り重く帰路につく。
by otto-N
| 2015-05-27 11:54
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Comments(4)
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at 2015-05-28 21:54
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
その節はお世話になりありがとうございました。
ルリシジミの大きさには驚きました。 ウラゴと紛らわしいですね。 ルリ飛翔とてもきれいで、背景はそれ程気にもなりませんね(笑) いずれはこのブルーをきちんと撮ってみたいものです。
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otto-N at 2015-05-29 22:04
鍵コメさん、公園のような場所でも、安心はできないようですね。
最近は、大学生のような若い人が目につきます。 昨年、大勢のカメラマンが集まるクモツキの場所で、カメラマンを装ったり、ネットを隠し持った採集者が10人以上捕まったそうです。 翌日から、クモツキはいなくなったとのことです。 コメント欄のことについては、のちほど試してみます。
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otto-N at 2015-05-29 22:11
Favoniusさん、いや-、こちらこそです。
ルリシジミがあんなにいるとは思いもよりませんでした。 糞ルリ、背景が暗いと判らないでしょう。 種を明かさねばよかったかもしれません。 ウラゴがいなければ、ずうーっと撮っていただろうと思います。
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