たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.5.26 先日(22日)はウラゴマダラシジミが少なく、夕刻になっても飛んでくれなかった。まだ、発生数が少ないものと考えて、またやって来た。 午前中に到着。ウラゴマダラシジミは、時々、飛び出してはじっと葉陰で休む。数は多いようだが、全然、翅を開いてはくれない。 翅裏ばかり撮るのも飽きてしまったけれど、背景が抜けていたので気合いを入れたが、翅裏に直射日光が当たると、まるでステンレスの板、反射して白とびが著しい。 ふらふらと舞い降りてきて、珍しく葦(薄?)の葉にとまった。逆光で300ミリ→100ミリ→順光側に回り100ミリで撮る。足場が非常に悪いので、ピントを外しまくった。 イボタにやってきたイチモンジチョウ。白帯が広く、前翅の白点も大きいのでアサマイチモンジかと思った。 標準的なイチモンジチョウ、大型でウラゴとすぐ間違えてしまうルリシジミ、逆光のテングチョウ。他にイボタにやって来たのは、ダイミョウセセリ、アオスジアゲハ、スジグロシロチョウ。 ウラナミナミアカシジミがたまに近くにやってくる。 とても大きい羽化直と思われるウラゴマダラシジミのメスが飛んできたが、翅は開かず。ほんとに大きかった。 そして、3時過ぎ。やっとオスどもが飛び回り始めた。いつもながら、暗すぎ。ISO3200に上げざるを得ない。飛ぶのが速い。メスと間違えるのか、白くなった葉、鳥の糞、アワフキムシの泡、蜘蛛の巣、ルリシジミを見つけたときはちょっとだけその場で立ち止まる。イボタの花には見向きもしないので、どうやら、白ければいいという訳ではなさそうだ。 鳥の糞に立ち止まり、 ルリシジミに偽求愛。 秒7コマでは少なすぎる。珍しく連続で入った。 やっぱり、暗い。ISO3200、1/3200、F3.5解放でもこの通り。 探雌飛翔のピークは4時だった。どんどん暗くなって、きれいには写らず、撮る気が失せてくる。 乱舞のピークは4時だった。暗いのでISO4000まで上げる。そして、4時30分、暗すぎて撮影終了。 夕方のオスの乱舞を見ていると、尾状突起がなくてもウラゴマダラシジミはゼフィルスなんだと再認識させられる。昼間の飛び方と全くそのスピードが違うし、暗いし、こんなものを撮るなんてできないと思っていたが、やってみると少しは撮れた。暗いのでLEDライトを用意した。しかし、1か月前に、コジャノメ撮影に一度使った後、ザックに入れっぱなしになっていたのだが、スイッチが入ってしまっていたらしい。電池がなくなり、片方が点かなかった。あわてて、使い古しの電池に取り換えたが、あまり明るくなかった。この日もFavoniusさんと一緒でした。ということは、2つのレンズ、いや、午後再びやって来たTさんを加え、3つのレンズの先15cmに1頭のウラゴが舞っているという恐ろしい構図でした。
by otto-N
| 2015-05-30 20:09
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