たかがヤマト、されどヤマト

2015.7.12 岩手県・早池峰山 ハヤチネウスユキソウ   2015.7.22 (記)

2015.7.12
泊まった宿から早池峰山まで、車で数10分。その間に、コンビニがあると聞いていたが、1軒もなかった。しかたがない、昼食はいつもザックに入っているカロリーメートだけと覚悟を決めた。

早池峰山(1917m)は、土日だけマイカー規制が引かれている。8時に岳駐車場(標高520m)に着いたときにはすでに第一駐車場は満車。第二駐車場に停めることができ、8時30分のシャトルバスに乗る。バスは数台連ねブナの樹林帯を登る。メインの登山口は2つあり、傾斜が緩やかとされている奥のほうの小田越(標高1210m)から登った。

数台のバスが一気に着くので、登山口は大変な混雑だった。9時10分スタート。登り始めは針葉樹の樹林帯。
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途中、ピンクのテープで保護されていた小さな花。ズダヤクシュというらしい。
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クマよけの太鼓がわりの石油缶がときどき置いてあり、樹林帯を抜けると岩がゴロゴロしている本格的な登山道。蛇紋岩とのことで滑りやすい。花がところどころに咲いており、ふりかえった向こうは薬師岳(1645m)。ここまで、来ると登山者も分散し、登山口の混雑は嘘のようだった。別の画像から、この黄色い花は、キンロバイと思う。地べたの紫はイブキジャコウソウ。
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この山の名花ハヤチネウスユキソウのファースト・ショット。ウスユキソウは尾瀬の至仏山で見たことがあり、そのときは、エーデルワイスモドキという印象だったけれど、なかなかどうして、ここのはとてもいい。
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最初はポツンポツンと咲いているだけで、数が少ないのかなぁと思っていたらとんでもない。次々に現れる。ただし、ロープのはるか向こうであったり、顔がこちらを向いていなかったり、思ったようには撮影できなかった。
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岩だらけのカンカン照りの登山道。ときどき降りてくる人とすれ違う。花の種類は少ないけれど、ミヤマオダマキがとても奇麗だった。
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とは言っても、この山ではウスユキソウ。
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アップにしたときの毛糸で作ったような厚ぼったいところが可愛い。花のぬいぐるみ。
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ミヤマモンキチョウであるわけがない。ときどきヒョウモンも飛んでいるが全然とまらない。
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ときどき、こんなところがある。(彼女は苦手)
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フウロは人気ものらしく、写真を撮っている人が多かった。ペンタックスは紫系の色が青くなりすぎる。
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だいぶ登った。
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しかし、まだまだ登りは続く。
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ミヤマオダマキ。この花も撮りにくい。よほど低い位置からでなければ、蕊が見えない。しかし、屈むと膝痛が再発するかもしれないのであまり頑張らなかった。
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似ているけれど、ちょっとずつ違う場所。残念ながら、日が雲の中に隠れ、暗くしか撮れなかった。
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この黄色い花は名前が全く判らなかったが、ナンブイヌナズナと判明。この早池峰山と北海道の2つの山(夕張岳と戸蔦別岳)にしかない日本固有種とのことです。
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そして、垂直のはしご場。
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はしご場を越えた所で咲いていたウスユキソウ。
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やっぱりアップかな。
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はしご場の先、左に頂上。平坦なプチ湿原を進む。
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この山頂湿原は小さいながらも花が多かった。ハクサンチドリ、コバイケイソウ、イワカガミ、アズマギク。
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チングルマ、イワベンケイ、名前を忘れた低木の花、ミツバオウレン。
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コバイケイソウ、キスミレ、アオノツガザクラ、ハクサンチドリ。
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11時30分、山頂到着。そして、山頂の賑わい。地元の家族連れが多い。それ以上に、某大手旅行社の登山ツアーがとても、(どこでも)目立つ。
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日陰を求めて岩陰を探すと、向こう側に山頂の定番、キアゲハとヒオドシチョウのテリ争い。
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キアゲハは1頭だけ。ヒオドシは2~3頭。ヒオドシどうしの絡みが多かったが撮れず。
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岩だらけなので、追いかけることもままならず。
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ヒオドシチョウは翅を開きっぱなしにすることは少なかった。とにかく、落ち着かないヒオドシだった。(うまく撮れなかった理由=言い訳:このレンズは距離目盛がが付いていない。そのため、飛翔の置きピン位置は、オートで自分の左手を撮り、それからマニュアルに切り替える。飛翔を撮っている時、そんなに早く設定を変えられない)
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最後に登って来た方を撮影し、下山開始。(18ミリで撮った写真は、周辺が歪むので、パノラマ合成が苦しくなる。24ミリくらいで撮ったほうがきれいにつながる。最大の失敗は露出がオートだったこと。後から隣り合う画像の色調を補正してから合成したのだが、繋ぎ目部分がおかしい)
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途中、はしご場の下で、もう一度、ウスユキソウを撮り直した。このレンズ(18-135ミリ)の最短距離は40cmくらいなので、近寄れず迫力がでない。と、またも言い訳です。
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登山口に着いたのは午後2時少し前。ちょうどいいバスがあり、駐車場に戻り、八幡平の山麓にある松川温泉を目指し、東北道を北上した。翌日も晴天の天気予報。急遽、宿をとった。それにしても、左膝の爆弾が爆発しなくてすんだのは、何よりだった。

by otto-N | 2015-07-22 20:12 | Comments(4)
Commented by maximiechan at 2015-07-22 22:42
もう20年ほど経つでしょうか、ハヤチネウスユキソウ狙いでこの山に登ったことがあります。
他にもこの山ならではの高山植物が幾つかあったと思います。
ハヤチネウスユキソウは日本に咲く他のウスユキソウとは違って、ボリュームがあって存在感がありますよね。
まだ沢山咲いているようで安心しました。
いいものを見せてくださり、ありがとうございました。
Commented by otto-N at 2015-07-23 14:01 x
maximiechanさん、ここのウスユキソウは存在感がありますね。
かなりの枚数を撮ってしまいました。
パンフレットに「ナンブイヌナズナ」という名前が載っていたので、検索したところ、撮影していました。
はしご場の下に咲いていた黄色い花でした。
これで、名前がわかりすっきりしました。
コメントありがとうございました。
(せっかくなので、この花は1枚ものでアップし直します)
Commented by Shin at 2015-07-23 19:35 x
花屋に転向しましたね
北海道にきたら写真そっちのけでパークゴルフです
車で移動中乳母ユリとヤナギランが目に付く程度です
明後日から知床の突端あたり、サケの番屋へ出かけます
運がよければシャチ、クジラ、ヒグマにあえるかもしれません
Commented by otto-N at 2015-07-23 20:50 x
Shinさん、このところ山登りが続いています。
おかげさまで、高山植物にはめっぽう強くなりました。
パークゴルフは、妻の故郷の幕別が発祥の地と聞いております。
もし、幕別の近くに行くようなことがあれば、立ち寄ってプレーしてみてください。(ゴマもいます)
シャチは見てみたいです。雲丹が旨そうですね。

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