たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.7.26 本来は7月24日に行く予定だったけれど、台風12号の進路がはっきりしないため、出発を2日延ばし、26日に立山・室堂に出かけた。 朝8時に自宅を出発し、途中、蕎麦屋に立ち寄り、扇沢に着いたのは昼すぎ。扇沢の無料駐車場に停めることができラッキーだった(有料駐車場は1日1000円)。トロリーバスに乗り、トンネルを出たところが黒四ダムだった。2コマ目、ダムの向こうにそびえる立山。この山の中をケーブルカーのトンネルともう1つのトロリーバスのトンネルが貫通している。4コマ目、放水の瀑布に煌めく虹。それにしても、昭和38年完成の黒四ダム、まだコンピューターがない時代、どうやって計算して作ったのだろう。計算尺? 黒四ダムの堤防を渡りケーブルカーが着いた先は、黒部平と呼ばれている。秋は紅葉ですごいらしい。ここからロープウェイ。2コマ目、この駅にいたアカタテハ。ヒメシジミもいたけれど、撮れなかった。 ロープウェイを大観峰という所で降り、再びトロリーバス。トンネルを出たところが室堂だった。標高2450m。さすがに涼しい。そして、ピーカン。これが立山か!妻には、遊歩道はコンクリで固められ、箱庭みたいな所だろう、と言ってしまったが、とんでもない。撤回いたします。 宿泊先の雷鳥荘に向かう。みくりが池に出た。左の山は奥大日岳。そして、右手の稜線に重なるように剣山の稜線が少しだけ見える。(どの写真もクリックすると大きくなります。横長の画像は2~4枚パノラマ合成しました) 一番人気の宿「みくりが池温泉」の定番スポットから見た立山連峰。一番高いピークは標高3015mの大汝山。稜線の右端に見えるのが雄山神社。右の単独峰は浄土山。 景色は少しずつ変わる。右に見える池は「血の池」と呼ばれる。 みくりが池の雪と水の境目、地獄谷方面の黄色っぽい残雪と不思議なブルーの水溜り。血の池はちょっと赤いだけで緑が美しい。 遊歩道は下っているようだ。遠かった雪渓もかなり近くなった。 雪渓ではスキーをしているようだ。拡大してみると、ポールが張ってある。突然、夏のスキーキャンプで有名な雷鳥沢という名前を思い出す。 雷鳥荘が見えてきた。硫黄ガスが立ち込め、今は通行禁止の地獄谷のはずれに建てられていた。宿に着き、案内された部屋は(えへへ個室です)、地獄谷ビューではなく、立山ビューだった。ビールを飲んだ後、近くをうろつく。この天気、最高の気分。 午後6時に夕食。その後は夕焼けタイム。太陽が沈む場所には雲があり、なかなか太陽が見えない。奥大日岳に流れる雲が美しかった。 ほんの少し、太陽が顔を覗かせたとき、後ろを見ると、立山が赤く染まっていた。 光が薄れ暗くなったとき、再び、西を見ると、太陽はすっかり沈み、あれだけ激しかった雲の流れは収まっていた。この後、もっと赤くなることを期待したが、そうはならなかった。 すっかり暗くなったので、星を見に外へ出る。満天の星。そうだ、写真に撮ってみようと、カメラをとりに戻る。三脚がないので、地面に置き色々やってみた。対象を山のすぐ上のカシオペアに絞ったのはいいけれど、ピントが合わない。ピントリングに目盛がないので、どうするか悩んだあげく、テレ端でピントを合わせてから、ワイ端にした。これで解決。しかし、星が点に写らず流れシャッターブレ。これはシャッタースピードを長くして解決。何枚か撮った中に、雷鳥沢のテント場が写っていたのがあった。流れている光は飛行機だと思う。この方法、ファインダーを覗けないので、どこが写っているかはその時の運しだい。 (富山県・立山 (2)に続きます)
by otto-N
| 2015-08-01 16:02
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Comments(4)
豊かな色域で、繊細な色や階調、質感、奥行感、暗部の
ディテールまで、精緻に描写されてますね。 背景のグリーンと山肌のコントラストや、池全体をかもし 出す、軽快で爽やかな雰囲気など、素晴らしいです。 続編の蝶も楽しみですね。 山ブログ、遣ってみたくなりました(^_^)
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otto-N
at 2015-08-02 20:10
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Favoniusさん、ありがとうございます。でも、それはほめすぎでございます。
天気のいいときの立山は、だれがどう撮っても、どこを撮っても様になります。 翌日は、雲が出ましたが、雲が出たときはもっと素晴らしい。 山は雲次第(=背景次第)ということを悟りました。 立山には、昔、蝶はたくさんいたようですが、今は淋しい状況のようです。 天気不良の日、ミヤマモンキを撮りに少し下に降りました。
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Shin
at 2015-08-04 04:30
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otto-N
at 2015-08-04 20:36
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Shinさん、思ったより雄大でした。
登らなくても、室堂までは誰でも来ることはできます。 高くて手が出なかった超高級ホテルもあります。 もし、ここにタカネヒカゲがいたのなら、普通種と同じ扱いになるでしょうね。 (2時間登れば、3000mです) チャンスがあれば、秋にまた来たいところです。
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