たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.8.31 8月中旬から毎日毎日曇りか雨。近所で、ヤマトシジミやイチモンジセセリの飛翔撮影の練習をしようとしても、この空では光が足りなく飛翔はどうしようもない。というわけで、買ったはいいが連写ができない純正ストロボ(AF-360FGZ)のことを思い出し、段ボール箱のなかから引っ張りだしてきた。連写はできなくても1発勝負で飛翔は撮れるはず。 発光量を最小に絞っても最初の2枚だけ、でも、ほとんど最初の1枚しかハイスピードシンクロで発光しない。ただ、ストロボをセットすると、発光、非発光ににかかわらず1秒に1枚しかシャッターが切れないので、連写とはならない。今にも降りそうな曇り空。1発目でピントが来さえすれば、思った以上に写っていた。 蚊に刺された場所にムヒを摺りこみながらの撮影。1枚入魂?なので、飛び出し撮影はキツく、追いかけか待ち伏せならば、撮ることができた。すべて、約半分(2400×1600ピクセル)にトリミングした。 アップにするとなかなかいい.翅の色も、晴天時以上によく撮れた。2コマ目は、未発光だったもの。やはり、翅の色が出ない。3コマ目、もっと大きくトリミングすると眼の中の点まで写っているのが判るのだが、背景のノイズが目立つ。ISO1600、1/5000秒、F6.3。距離は21ミリで25cm前後。 小さいチョウでも大きくトリミングすると、意外な迫力。この後、少し空が明るくなった。その途端、オスの飛翔は格段に速くなり、まったくファインダーに入らなくなってしまった。どうやら、暗くて気温が低いときだけ撮ることができたようだ。ストロボでの1発目勝負はそんな甘いもんじゃないらしい。 背景が暗く、ごちゃごちゃしているだけのトリミング前のものも載せておきます。 2015.9.2 今日も雨かと思ったら、空が明るくなってきた。毎年、黒系アゲハを撮っている白金台のクサギがどうなっているか気になっていたので見に行く。塀の外にはみ出して咲くクサギの木は、昨年は枝が切られて短くなっていたが、今年は伸びてちょうどいい感じだった。でも、暗い曇り空のためかアゲハは飛んでいない。ここを諦め、教育園の隣の公園に行くと、キツネノマゴにヤマトシジミが集まっていた。1発目勝負のストロボで撮る。背景はうるさいだけなので大きくトリミング。それにしても、1発目だけというのは歩留りが悪すぎる。 飛翔姿は、これまで撮ったヤマトシジミで一番。背景がうるさいけれど、これはトリミングせずに載せます。 しばらくすると空が晴れ、久しぶりの太陽。とたんに暑くなった。あわてて、クサギの木の下に戻ったけれど、アゲハは全く来なかった。風が強いせいかもしれなかった。
by otto-N
| 2015-09-02 20:20
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