たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.9.16 徳沢園の連泊は、ちょっとお得かもしれない。夕食が初日より良く、朝のコーヒーがサービス。それより、登る時に不必要な荷物の一部を預かってもらえることが何よりだった。この日は、上高地に戻るだけなので、ゆっくり朝食をとる。 和室に泊まった。角部屋で静かだった。1コマ目、部屋の窓からの山。曇り空だったが外に出て見ると思ったより明るい。例によって、写真を撮りながらとぼとぼと歩く。やはり脚にきていたので、とぼとぼとしか歩けない。 どこでも見かけたキツリフネだが、みんな萎んだものばかりだった。暗い所で咲いていた小さな黄色い花、開く前のミゾソバ、ノコンギク、ホタルブクロと来るとき撮った花ばかりだが・・・。 トリカブトはやはり不気味。 暗いが、これが最後。 アサギマダラが遠くにとまる。 明神の草地では、アサギマダラやミドリヒョウモンが飛んでいた。ヒョウモンはメスの渋さがたまらない。 スギゴケのジャングル。 いい匂いのするカツラの森の中では立ち止まる。 カツラの葉、なんだかんだと暇をつぶしながら下る。そして、6コマ目で小梨平。 河童橋に到着。 河童橋を渡り、対岸へ。上より暖かいのかチョウの数が多い。3コマ目はルリシジミ。 穂高橋。 田代湿原。 そして、お目当ての田代池。少し入るだけなのに人が少ない。溜息もんの景色だが、写真は凡庸にしか撮れない。 大正池まで下り、そこからシャトルバスに乗り、沢渡駐車場に帰ってきた。 天候に恵まれた奥穂だった。無事登って降りることができたので実のところホットした。これまで、標高差のある山に登って下山しているとき、もう少しでという所で突然、左膝(半月板)が痛み出すことがよくあった。もし痛みが出たら、ザイテンの下りや涸沢からの長い下りは途方に暮れたと思う。とにかく、脚を不用意に捻らないように気をつけたが、痛みが全く出ずラッキーだった。 昨年10月8日に、涸沢カールの紅葉を見に行っている。このとき、既に紅葉のピークは終わっていたが、谷の底から穂高の峰々を見上げて、いつかは登りたいと思っていた。それが、こんなに早く、あっけなく実現でき、ある意味、目標を失った気がする。それにしても、上高地は森林限界まで登らないまでも、7月にゆっくり来てみたいものだ。まだ、オオイチモンジを撮影していない。
by otto-N
| 2015-09-30 20:40
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