たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2015.11.24 前日は雨。朝から晴れたので、サザンカの通りへ。ここは、時おり大型トラックが通り抜ける裏道のような所。ここへ来るたびに散乱するゴミが増えてきた。植栽に絡まるゴミを取り除く作業から撮影は始まる。 すぐムラサキツバメのメスが飛んできて翅を拡げたが、オスが見つからないので移動しながら探す。もう10時なのだが、チョウたちはまだ暖をとっていた。 少し離れたポイントには、ムラサキツバメはおらず、ヤマトシジミのメスが遠くにとまっていた。 近くに呼び寄せ、マクロで撮る。かなり青い。 陰にしても翅を閉じなかった。ただし、このアングルしか自分の陰には入らないので、ピントを合わせにくい。もっと鱗粉が輝くかと思ったら、上の日の当たってる時とほとんど変わらなかった。ちょっと意外。 最初のポイントに戻る途中にも、別の青メスもいた。昨年は青メスはほとんど見なかったのに、ここへ来るたびにスーパークラスの青メスがいる。 戻ったら、早速、オスが植え込みにとまっていた。ムラサキシジミほどの大きさでかなり小さい。新鮮な個体ではなかったが、頭側からも撮る。 そこへ大きな(普通の)オスがやってきたが、なかなか翅を開かず、そのうちシャリンバイの植え込みに潜ってしまった。あまりに暇なので、ときどきやって来る他のチョウを撮りながら、吸汁に夢中になっているこのオスを見張る。 始めは茎から吸っていたが、葉の上に出てきた。その少し向こうにはメスが開翅している。 しかし、このオスはなかなか開かない。開くのは、吸汁が一段落したときなので、じっと待っているしか手はない。そんなとき、別のオスが近くにやって来た。最初はあまりいい位置ではなかったが、目の下に飛んできてムラサキに輝いた。 少しずつアングルを変えながら撮る。眼と鱗粉と翅縁を鮮明に写すのはやはり難しい。 ふと、先ほどのオスを見ると、こちらも開いていた。見つけてから、40分も経っていた。 やはり、頭から撮ると輝きが増す。 これは、寄りすぎて自分の陰の中に入ったときの写真。紫が深い感じだ。 2つのオスを比べると、翅の輝きに差があるようだ。色も違う。 アングルが全く同じではないのだが、後から来て先に開いたほうが紫の輝きが強い。昨年は、頭が上を向いている奴さんスタイルでも信じられないほどムラサキに輝く個体を見た。輝く個体は、個体差なのか、撮影条件なのか不明であったが、どうやら個体差の可能性のほうが高そうだ。 少し小さめの別個体。 新鮮だったので期待したが、この個体にはいいところなしで逃げ切られた。 何気なく撮って後から見たら、先端に少し青鱗粉が載っているかなりの美形。撮ったのがこの1枚だけだったとは、少しもったいなかった。 以下、オスを探している間に撮ったサザンカの裏通りのスナップ・ショット。ヤマトシジミもサザンカで吸蜜していた。
by otto-N
| 2015-12-02 20:02
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