たかがヤマト、されどヤマト | |||||
本来ならば、2015年の総集編は年末に行っておくべきことなのだが、どうやら、2月下旬までは今年も暇をもてあましそうなので、飛翔写真について総括していこうと思います。何気なく始めた飛翔撮影は、ほとんど広角レンズでの置きピン。数打ちゃ当たるのだけれど、そうは問屋が卸さず、なかなか当たるもんではない。しかし、当たったときの嬉しさは格別。撮り始めたときは、飛翔だからピントはこんなもんと思っていたのだが、2014年の夏、イチモンジセセリをジャスピンで撮ってしまい、ここまで写るものかと驚き、以来、これが目標基準値となったのが不幸の始まり。 2015年も静止をさておき、飛翔を優先的に撮ってきたが、飛翔写真は偶然の産物、そんなに甘くはなかった。ただ、静止写真は、撮る前にイメージができているので、どんなに良く撮れても想像した範囲。それに対して、飛翔写真は、チョウの動き、翅のたわみ、背景、どれをとっても想定外。カードから数百枚の画像をパソコンに取り込んでから写っていないかと調べるのだが、1枚でも当たると苦労が吹き飛ぶ。と、言いたいのだがそうもいかないのが現実。 モンキチョウ 撮り始めは、3月上旬の江戸川河川敷の新生モンキチョウ。枯れた草と生え始めた緑の広大な土手を飛び回る。と言っても数はとても少ない。遠くに鮮やかな黄色が舞うたびにダッシュ。後を追う。オスはほとんど探雌飛翔。速いのなんのって、進行方向に先回りするのだが、急旋回されっ放しだった。 メスも発生していた。こちらは飛ぶのが遅いので撮りやすい。 最初は飛び立ちを狙っていたけれど、すぐフレームアウトになってしまう。それよりもチョウの姿があまりにも不自然。追いかけ撮りが一番よかった。 土手の上は遊歩道、その向こうはきれいな青空。だが、構図的に単純すぎで、空と枯草のこんな絵ばかりになってしまった。青空が入ればいいというものではないですね。遊歩道側から土手を見下ろす感じでも撮ったけれど、常に逆光。いい色がでなかった。 メスが遅いといってもそんなに遅いわけではなく、追いついても土手の斜面、撮れそうで撮れない。チョウが疲れるか撮影者が疲れるかの勝負。土手の向こうに飛んでいったらチョウの勝ち。 河川敷には高圧鉄塔が立っており、背景のアクセントとなった。 右は飛び出しのポーズ。ちょっと不自然だ。 もっと花がいっぱい咲いている箇所もあるのだが、そういう所には行ってくれない。ブレているけれど好きな1枚。 これも、胴体だけにしかピンがきていなかった。でも、動きがある。 結局、オスを撮ったものには、この河川敷の雰囲気を捉えることができず、今後の課題。
by otto-N
| 2016-01-15 18:06
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Comments(2)
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