たかがヤマト、されどヤマト | |||||
ムラサキツバメ 11月中旬。東京都下のサザンカの咲く殺風景な裏通り。オスの開翅を撮りに行ったのだが、美麗なオスにはなかなか会えずじまいだった。ムラサキツバメはサザンカの吸蜜ではなくシャリンバイの葉や茎での吸汁が目的。道路脇で吸汁と日向ぼっこを繰り返していた。飛翔撮影は、シャリンバイにとまろうとする時だけがチャンスだった。 11月下旬。お寺と紅葉を観に京都に出かける。晴れていてもとても寒い日ばかりが続き、チョウは宇治の平等院鳳凰堂で見ただけだった。京都は東京より寒い? 12月に入り、集団を形成し始めたムラサキツバメを見に、千葉のマテバシイの公園に通う。午前中は塒から飛び出しマテバシイの樹上で日光浴と吸汁しているところを、昼過ぎは塒に戻って来たところを狙った。 明日から3月。今回で昨年の飛翔画像の反省は終わりにします。最初に掲載した画像は、ほとんどノートリでしたが、背景にこだわる必要のないものや背景が煩さすぎるものは、WEBでの画面は小さいのでチョウの表情や躍動感・飛翔感が伝わらない感じがし、トリミングしたほうがいいと思いました。飛翔はマニュアル露出で撮っていますが、どうしてもアンダーになりがち。途中で少し日射しが薄らいだだけでもアンダーになってしまいます。ソフトである程度は修正できますが色は出ず、逆光では修正しきれませんでした。結局、飛翔は順光でなければ色が出ません。色が出ないのなら最初から撮影しなければいいのですがそうもいかず、LEDライトを使ってみましたが、光量が全く足りないので、もっと大きなLEDライトにする必要があるようです。それよりも、ストロボを使ったほうがいいのかもしれません。ペンタックスのストロボは光量を絞っても最初の1発(と、場合によっては3発目)しか発光せず、シャッターも秒2コマくらいに低下するので、簡単ではないでしょうが、とにかくストロボを使った1発目勝負の練習をしようと思います。ただ、常時、ストロボを持ち歩くことに自信がありません。また、望遠での飛翔撮影も課題です。 シーズンオフに入った1月、使っていたペンタックスK-5を新宿のサービスセンターで診てもらったところ、シャッター回数は広角飛翔に使っていた1台が15万ショット、もう1台は8.6万ショットを越えおり、買い替えを勧められました。K-3Ⅱは高かったのですが、K-3は製造中止とのことで下取り交換の形で1台5.5万円。市販の最安値よりはるかに安かったので、2台とも替えました。得した気分です。最近、ペンタックスK-1というフルサイズ機が発表されましたが、この頃、すでにK-3の代わりにK-1を製造していたのでしょうね。K-5は秒7コマでしたが、K-3は秒8.3コマ。少しは飛翔撮影にいいかもしれませんが期待薄です。K-3での最初のフライイング・バタフライは新生モンキチョウになると思います。
by otto-N
| 2016-02-29 20:18
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