たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.6.27 前々日の天気予報では曇りだったけれど、前夜の予報では晴れ。本当かいなと思っていたが、朝起きてみると、ピーカン。朝一番のロープウェイ(平日は8時)に乗る。ロープウェイからの丸沼と、山頂駅(標高2000m)からの日光白根山(標高2578m)。 山頂駅の広場はシラネアオイの大花壇になっていたが、花はすでに終わり。登山道はその奥の神社の横から始まる。登山開始は8時20分。ずうーっと薄暗い針葉樹林帯を進む。山頂を見ることのできる場所は2~3か所しかなかった。花もほとんどない。 そのうち、高山植物が見られるようになった。 日影にあったイワカガミの群落。 実は、イワカガミよりミツバオウレンのほうが好み。 樹林帯を抜けると突然の岩石地帯。高山植物も咲いていたが、乾燥しているのか、ちびたものばかりで美しくなくほとんど撮影しなかった。ときどき、モンキチョウが飛んでいた。 後ろを振り向けば、この大展望。 最初のピークに達したが、一番高いのは真ん中のピークらしい。一度下り、向こうの岩を登った所が関東最高峰標高の2578m。 10時に山頂到着。山頂からの180度のパノラマ。左に尾瀬の双耳峰、燧ヶ岳、右に男体山と中禅寺湖。中央下に見えるのは五色沼。(どの画像もクリックすると大きくなります) 男体山と五色沼。最初のピーク(右手前に写っている大きな岩)に戻って撮るべきだった。 五色沼をズームアップ。 もう1つ隣りのピークに移ると、弥陀ヶ池が見えた。その向こうは菅沼らしい。 弥陀ヶ池のズームアップ。木道の先を行くと菅沼に至るロープウェイ以前の旧ルート。 帰路は、弥陀ヶ池に下りるルート。急で狭く、足元がすぐ崩れるガレた登山道だった。途中、登山道を見上げると、ここからは登りたくないと思うほどの急峻さ。 岩場を過ぎると、シャクナゲの大群落が拡がっていた。花はこれからのようだ。ハクサンシャクナゲとツガザクラ。 急な登山道がそろそろ終わりという頃、ヒオドシチョウが岩の上で休んでいた。翅を開くたびにシャッターを切る。 弥陀ヶ池との分岐点付近。自生のシラネアオイが咲いているはずだが、今年は雪が少なく、終わったとのこと。ウメバチソウ、ハクサンチドリ、ミヤマキンバイ。 そして、弥陀ヶ池。V字の向こうに白い雲。さざ波が少し収まった瞬間。 ここでしばらく休んでいると、雲が拡がってきた。座禅山方面に向かう。薄曇りだと花は撮りやすい。 座禅山はただの丘で、見晴しもない噴火口の跡。あいかわらずの針葉樹林。スギゴケの緑。 垣間見えた山頂。その後は、ロープウエイ山頂駅まで、ただひたすらに降り続けた。 13時20分、山頂駅到着。さて、山を撮ろうかと思ったら、山頂には日が当たっていない。薄日が当たるのを待って撮る。右裾を斜めに樹林帯を突っきり、岩石地帯の稜線を登り右のピークに出て、中央ピークに移り、さらに左のピーク下の岩の間、稜線の手前の直線ルートを下りてきたようだ。 ロープウェイに乗り込もうとしたとき、目の前でメスのモンキチョウがオスに絡む。シャッタースピードはそのままで、テレ端でMF撮影。背景に白根山は入らなかった。山頂は気温が低くキアゲハはおらず、森林限界でヒオドシが飛んでいたくらい。この2000m地点でも、飛んでいたのはモンキチョウとヤマキマくらいという寂しさ。広場の回りの樹冠を激しく飛び回っていたのはフジミドリかもしれないが、まあ、ルリシジミだろうなぁ。
by otto-N
| 2016-06-30 20:20
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