たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.7.12 続き 常念岳山頂から乗越まで下りてきたのは9時すぎ。雷鳥のお出迎えを受けたが、これからはチョウ探し。と言っても、登山道に飛んでくるのを待っているだけだが・・・。 まだ時間が早いせいか、西からの風が強いせいか、タカネヒカゲは時おり現れるだけ。ミヤマモンキチョウが、登山道の横に咲いているミヤマダイコンソウに吸蜜に訪れていた。しかし、なかなかいい位置にはとまってくれず、飛び立ちを狙うもののその瞬間がわからない。 やっと真横から撮れたけれど、新鮮な個体ではなかった。 メスもやってきたが、葉被り状態が続く。 これも少し破損していた。今年は、発生が早かったようだ。 静止画像は不満足であったけれど、鮮度に期待が持てなくなったので、300ミリを肩に吊り下げたまま、15ミリ広角で飛翔を撮ることにした。午前中だと背景の槍ケ岳方面が順光になる。その1発目。残念、鑓は入らなかった。 槍はもう少し左だった。でも、これも横向き。 翅表が少し撮れたが、配置不良につき大きくトリミング。 どうやら午前中は探雌飛翔よりも訪花飛翔のようだった。だとしたら、タダモンキと同じ習性。数は少ないのだが、やみくもに歩き回るより、花の周りで待つことにした。ただ、槍ヶ岳が写る場所は限られる。やっと飛んできた。花にまとわりつくのを連写。 槍が入っているつもりだったけれど、ほんの少し外していた。 最後の2枚。槍がかろうじて入っていた! (この2枚はノートリ) 東側だと逆光なのでよく撮れないし、背景も今一つだった。 このメスも少し欠けあり。撮っているときはわからないので結果論。数は多くはないので贅沢は言えない。 上の3コマ目はピンボケ。チョウは逆光だが、こちらのほうがいい。いずれにしろ、置きピンの偶然の産物。 静止としてはこのショットが一番だった。追いかけてとまった瞬間。 とにかく、登山道は凸凹で、ハイマツや高山植物の生えている場所には踏み込めず、撮影場所は限られたし、置きピン距離も普段より遠目、トリミングを多用したが、光でいっぱいの高山なので、飛翔画像の色が出るのは気持ちがいい。 (常念岳(7)に続きます)
by otto-N
| 2016-07-28 20:08
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