たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.8.9 さすが標高1500m、夜は窓を少し開けただけで部屋は寒いくらいだった。久しぶりの快眠。朝、起きると、夜露で草が濡れていた。露ゴマを撮りたかったけれど、ロッジの朝食は7時30分なので、一度出てから戻るのも面倒だし、前日までに、ゴマが夜を過ごす場所を調べていなかったので、露ゴマはパス。それより、朝食後、すぐに出発することとした。 途中、松本のSさんと合流し、前日と違う段々畑に着いたのは8時ころ。段々畑の下のほうにワレモコウの大きな群落があったけれど、ゴマは全然飛んでない。一番上まで行くとチラチラ飛んでいたが、ワレモコウの数は少ない。マクロと広角を出し、とまったらマクロで静止、飛んだら広角で飛翔といういつものスタイルで、撮り始める。8時40分を過ぎたころ、飛んでいる数がやっと増えてきたけれど、とまらないので広角で追いかけることに専念する。そのうち、ワレモコウに吸蜜する個体も出始めた。翅を開かないのでSさんが影を作ったところ、開いてくれた。しかし、チョウのとまっている向こうは明るく、せっかくのブルーは真っ暗。ほとんど使わないトーンカーブ曲線で明るさを調整したが、これが限界。やはり不自然だった。影にすると、青鱗粉の煌めきがなくなる。オオルリシジミのときもそうだった。 ここのワレモコウは、数が少ないばかりか、道路から少し遠かった。100ミリ(+1.4テレコン)では距離が足りないが、300ミリでは近すぎる微妙な距離。ワレコモウに吸蜜するゴマは、日が当たっていても、個体によっては開翅するようだ。こんな個体は他の花に飛び移っても、すぐ開始する。花穂をくるくると回って、頭を下にし、ちょうど太陽の方に向いた時、開翅する。 上の2コマ目と同じ個体。何度も開いてくれた。残念ながら少し擦れていたが。 両サイドが抜けすぎていたので、縦型にトリミングした。色がとんでしまったけれど、カメムシが写っていた。 開翅してくれた中では、青いほうだった。これは、逆に、両サイドと下がごちゃごちゃしすぎたのでトリミング。結局、せっかく開いてくれても、いい位置からは撮れなかった。 (ゴマシジミの飛翔に続きます)
by otto-N
| 2016-08-18 20:12
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