たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.8.25 東京の下町の路地裏に飛ぶヤマトシジミを探しに出かけるものの、予想したとおり結果は最悪。下町の路地は整然としすぎて雑草があまり生えていないのはわかっていた。それでも、路地裏の植木鉢の片隅に少しは飛んでいると思ったのだが・・・ 最寄駅に行く前に、イチモンジセセリを見に行く。前日は花だけ背景に撮ってみたのだが、チョウに動きが感じられず、何かつまらなかった。そこで、少しは花壇の後ろを入れて撮ることにした。イチモンジセセリは多かったので、次から次へと撮ったけれど、背景が明るい分、セセリの翅は真っ黒になる。セセリ優先ということで、しかたがなく、花を犠牲にし、全体を明るくなるようにソフトで調整した。 でも、なにか変。リアリティに欠ける。ほとんど、日陰なので、ISO1600、F3.5、1/4000秒でしか撮れない。暗くなる分、ソフトで無理やり増感したしだい。それでも、イチモンジセセリのビュンビュン感は出たかもしれない。 翅の動きはとても面白いのだが、一番かわいいのは、ストローを丸めて飛ぶ姿。 この後、JR山手線で行ったの先は恵比寿とちょうど正反対の日暮里。谷中の路地裏をカンカン照りの中を探す。チョウはいないもんです。セミさえ啼いていないし、緑が少ない。いい加減にくたびれ、路地に入った所で小さな手打ち蕎麦屋を見つけ、一休み。(ここの蕎麦の汁はほんとうにしよっぱった。落語に出て来る蕎麦汁はこのことだったのか!汁をたっぷりつけるとまるでダメ)。この蕎麦屋を出た瞬間、ヤマトシジミ♂が目の前を飛んでいた。このオスは全然ピンが来ず、撮れたのはこの路地をさまよっていたメス。放置された植木鉢のカタバミを探して、路地から路地へ飛び回っているようだった。撮ってもしょーがないのかもしれないが・・・ メスはもう1頭いた。路地を背景に低い位置から撮ったけれど、左にあった枯れた植木鉢はちょっとみじめだったので、縦位置にトリミング。 自宅に直接帰ろうと思ったが途中下車し、今まで一度も入ったことのない公園に行くと、刈りとられたばかりの広大な芝生の上に狂ったようにヤマトシジミが飛び回っていた。やけくそで少し追いかけたら1枚だけ入っていた。
by otto-N
| 2016-08-29 18:20
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