たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.8.26 前日の花壇のイチモンジセセリは日影で暗く、写りがよくなかった。いくらピンがきていても、カメラとレンズの性能上明るくは撮れず、人間が暗い中で目を凝らして見つめても、はっきり細部まで見えないようなもの。LEDで照らしても、目で見たほど明るくは写らないので使用していなかった。しかしながら、全体が明るくならないにしても、チョウの体毛や鱗粉に光があたると、少しはいいかもしれないので、久しぶりに、LEDライトを使ってみた。LEDライトは、LPLのVL-136を2台連結。この明るさは、先日、山登り用に購入した100ルーメンのヘッドランプよりはるかに明るい。 日影のイチモンジセセリ。LEDを点けると、縁毛がはっきり写るような気がする。ほんとうは消したり点けたりして比較すべきだが、確実に撮影できるほど余裕がなかった。ライトで照らすとチョウの微小な部分が光を反射し、輪郭が強まり、チョウが少しだけ明るく撮れる感じだ。暗くしか写らないチョウ明るくするため、ソフトで輝度をあげると背景の花の色がつぶれ、色が薄くなるが、チョウを少しだけでも明るく撮れると、花の色や葉の緑をそこそこ残すことができる感じだ。 白い縁毛と斑紋がクリアになった感じがする。残念ながら少しピンボケ。 半逆光。シャッター速度1/4000だと、翅先はブレ、胴体の一部しか止まらない。また、F3.5だと被写界深度が浅いせいか、一部しかクリアに写らない。(使った21ミリは、開放でF3.2) 完全逆光。白紋が透き出るのでイチモンジセセリがきれいに撮れる。この位置からでは、通りかかる人がぼおーっと写り込むので、ちょっと面白い。コツコツとハイヒールの靴音が近づくたびに、胸が高鳴ったが、こんな時に限ってセセリが来ない。 順光。時間が経つと、花壇に日が当たる部分が増えてきた。明るいとさすがに細部まで写る。完全な逆光や、順光では、絞るよりもシャッター速度を上げた。LEDライトは、露出条件には無影響なので、点けっぱなしでもかまわない。ただ、電池の起電力が下がるとてきめんに暗くなるので要注意。
by otto-N
| 2016-08-31 18:20
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