たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.8.31-9.4 8月下旬に、北アルプスの雲ノ平に行くことを計画していたが、連日、天気がわるく今年は諦めていたところ、急に晴天が続くとの予報に変わったので、あわてて2つの山小屋を予約し、行きの北陸新幹線と帰りの高速バスの切符を手配した。最初は、新穂高から入り富山の折立に抜ける予定であったが、都合のいいバスがなく、この逆のルートに変更した。やはり、温泉は登山の後に限るしね。 予定を以下に書きます。毎日、7~8時間の歩行です。 1日目:東京発8:36の北陸新幹線で富山まで。富山から、電鉄富山で有峰口下車。そこから折立行のバスに乗り継ぎ、有峰記念館13:05着。 有峰ハウス(宿泊)。 2日目:折立→太郎平→薬師沢小屋(宿泊) 3日目:薬師沢小屋→雲ノ平→三俣山荘(宿泊) できたら鷲羽岳登山 4日目:三俣山荘→(できたら)三俣蓮華岳→双六小屋→弓折乗越→鏡平→わさび平→新穂高温泉(宿泊) 5日目:バスで、新穂高9:56→平湯。平湯→新宿15:50。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2016.8.31 北陸新幹線は速かった。11時には富山に到着。駅に到着する前、山並みが見えたが、圧倒的な存在感を示したのはギザギザの剱岳。(実は、しばらく剣岳とはわからなかった。)剱岳は、とても古くて心地よい立山行きの富山電鉄の車窓からもよく見えた。有峰口からのバスもかなりの年代物。折立への林道は有料。1.5~2車線の道が延々と続き途中補修工事でたびたび待たされる。バス停で降りたのは我々だけで、他の登山者は折立まで行き、本日中に太郎平小屋まで登るらしい。富山(あるいは有峰口)から折立までのバスは、9月からは土日しか運行しない。したがって、乗って来たバスは最終便ということになる。有峰ハウスから折立登山口までは歩いて行ける距離ではないが、特別に送迎してくれるとのことで宿泊することにした。そうでなかったら、前日に富山に入り、翌日(この日)の朝6時30分の折立直行バスで来るつもりだった。 さて、有峰についてから近くでチョウを探す。大きなダムがあり、湖も広い。薬師岳(標高2926m)が良く見える。 標高は1000mくらいなのでタテハ類がいると期待していたけれど、ポチポチ飛んでいるのはミドリヒョウモンのオスくらいで、まったくとまってくれない。どうしょうもなく、近くをぶらぶらしていたら、道端でジャノメチョウを発見。と思ったら、ツマジロウラジャノメだった。風が強くピントが合ったのは1枚だけ。アングルを変えようとしたら、風にあおられ飛んでいってしまった。画像をよく見ると、なんか変。左の前翅が後翅に破れて食い込んでいる感じ。撮っているとき違和感があったが、原因はこれだった。強風のせいか。 回りに崖がないかと探したが、見つからず。どうやら、強風で遠くから飛んできたようだ。アカツメクサの広場で新鮮なキアゲハが2頭。ザックに入らないので持ってきたのは、18-135ミリだけ。テレ端で撮影した後、ワイ端で飛翔も撮ってみた。ただし、このレンズにはピントリングがついてないので、置きピンの距離設定が面倒。 このレンズのテレ端は、100ミリマクロと画角がほぼ同じ。ボケ方の差はともかく、鮮明度についてはマクロよりいいかもしれない。問題は重さと最短撮影距離。 林道を歩いていると柳が多く、コムラサキがいるはずと注意していたら、メスが1頭、飛んできた。1枚撮ってから、近づく。花撮りと山撮りを1本でできる登山専用のこのレンズ、100ミリマクロより合焦が速いので、普段でも使えそうだ。 萩があちらこちらで咲いており、ウラナミシジミが集まっていたがほとんどメスのスレ個体。風が強くこれも撮りにくかった。ミドリヒョウモンはこの1枚だけ。ヒメキマダラヒカゲくらいはたくさんいるかと思ったけれど、この1頭だけだった。他に見たチョウは、アサギマダラ、スジグロシロチョウ、モンキチョウ、クロヒカゲ、イチモンジセセリ、不思議なことにミドリシジミ。(目の前にとまったが、暗すぎたので設定を変えている間に飛ばれてしまった。ハンノキがあったので不思議ではないかもしれないが、この時期にまだ生きている?) 午後6時、薬師岳。岩肌が白いせいか雪山のように赤く染まった。 (雲ノ平(2)に続きます)
by otto-N
| 2016-09-06 20:08
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Comments(2)
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