たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.9.2 続き 雲ノ平を後に見ながら、背の高いハイマツの間を喘ぎなら登る。道は右に巻き、左のすぐ上は祖父岳(2825m)の頂上。山頂付近に大きなザックを背負った登山者。 祖父岳には登らず、しばらくは平坦で楽そうな三俣山荘方面に向かう。ミドリヒョウモンのメスが近くでとまったが撮れず。 左には黒部五郎岳。ここまで来るとカールがはっきり見える。 薬師岳は下まではムリ。 そのうち、笠ヶ岳も見えてきた。少しは近くなった。 11時10分。忽然と槍ヶ岳が現れる。 左から槍ヶ岳、穂高。手前に大きく三俣蓮華岳。その左は双六岳か。三俣蓮華岳の右肩、遠くに笠ヶ岳。(パノラマ合成を一挙にできなかったので3分割。ダブっている箇所もあるけれど、3つの大きさをそろえるために調整) 中央に、黒部五郎岳。 右端には、薬師岳。 少し傾いて見える槍ヶ岳と穂高山系。 三俣蓮華岳のグリーン。 圧倒的なカールの黒部五郎岳。 この場所でたっぷり休んだ後、下り始めたが、同じような景色が続く。 さらに下ると、手前に赤いギザギザの峰が連なっていた。後で、調べると硫黄尾根とのこと。(2枚の合成) そのアップ。槍は遠いので蒼くしか写らない。 不思議な感じの三俣蓮華岳。 一緒に撮ると、こんな風になる。 遠くに三俣山荘が見え、ここからハイマツの中の下り。途中、ホシガラス。ホシガラスはとても用心深い。ハイマツの実を1回突っつくごとに辺りを伺う。飛翔に何度かトライしたがことごとくピンボケ。 この谷を降りて登り返した所に三俣山荘。左に鷲羽岳、右に三俣蓮華岳の裾野。向こうに槍ヶ岳。 急でザレザレ。思ったより時間がかかった。谷の向こうは鷲羽岳。途中で、ベニヒカゲ1頭、正体不明のヒメシジミ系が1頭。 ロープ1本の渡渉点を渡り、少し登ると小さな広場に出た。広場の隅に、「黒部水源地標」。向こうに見えるのは三俣蓮華岳。(パノラマ合成するなら、逆方向だったと反省) 普通にも撮っていた。立派すぎてこの場にそぐわない感じ。なにせ、日本最後の秘境である。後ろは鷲羽岳。 登りに入り、振り返る。中央付近に出て来て、左端から下りてきたようだ。 途中、何度も黒部源流の谷間を振り返る。 平らになった所で、左に、鷲羽岳。 13時50分、三俣山荘到着。しかし、槍ヶ岳は雲の中だった。360°を半分ずつ。 谷を登っている時、槍ヶ岳が見えたら鷲羽岳に登るつもりではいた。 鷲羽岳。鷲が羽を拡げていることから名がついたとのことだが、もう少し右からでないとはっきりしない印象。 大変なことに、三俣山荘は水無し。夜も出ないというので、近くのテン場にあわてて汲みに行く。夜には水は出たけれど、みなさん当惑。 まだ日が高い。槍ヶ岳の雲が晴れるのを待っているとき。三俣蓮華岳の上の太陽を撮ってみる。 結局、槍ヶ岳は姿を現さず。大天井岳が、うっすらと見えただけだった。 (北アルプス・池ノ平(6)に続きます)
by otto-N
| 2016-09-14 20:15
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