たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.9.15 四季折々、ここ恵比寿ガーデンプレースのシャトーレストラン横の広場には臨時の花壇が作られる。色彩中心の園芸種なのでチョウはあまり来ないけれど、秋には、青紫の花にイチモンジセセリがよく集まる。この日、イチモンジセセリを撮っているとき、1頭のモンシロチョウが迷い込んできた。 晴れていると、シャトーのほうは逆光になるのだが、この日は明るい曇り空。柔らかな色合いのシャトーを背景に撮影する。 近づき過ぎると飛ばれるけれど、すぐ舞い戻る。21ミリ、ISO1600、1/4000、F3.5。 背景に緑を入れずにシャトーだけにしたかったのだが、この紫の花だけは入ってしまう。 シャトーの前は、石畳の広場。真ん中がぼおーっと明るい。 間接照明を受けたような白い翅と、背景のシャトーの色合いは絶妙だった。 裏の翅ばかり撮れてしまった。チョウは自分の背中に日の光が当たるように吸蜜している。撮影する場合、順光側に回り込むので、結果として、静止にしろ、飛び立ちにしろ、チョウは後ろ向きになってしまう。翅を開くのは体を温めることが主目的だと思うが、翅を閉じて吸蜜するチョウも日を背中に受けていることが多い気がする。吸蜜中、何かに襲われた時、影がよぎることで難を逃れているのだろうか。翅を閉じて吸蜜するチョウの向きに注意することにしよう。
by otto-N
| 2016-09-24 16:02
|
Comments(5)
Commented
by
kazenohane at 2016-09-24 21:44
こんばんは。
ハイキーな画面にモンシロチョウが舞うシーン、不思議な魅力がありますね。 曇りのお天気で、コントラストがつかなかった事が幸いしたように思いました。 背景の建物、紫色の花、すべてが画面の中で、うまく溶け合っているような感じがします。
0
Commented
by
otto-N
at 2016-09-25 09:19
x
kazenohaneさん、おはようございます。
いつもはイチモンジセセリしかいないのですが、迷い込んできました。 曇りだったので意識的に逆光のシャトー側だけを狙いました。 以前、ツマグロヒョウモンを撮ってますが、このモンシロのほうが色が合い、計算どおりでした。 (背景の建物は有名なミュシュラン★★★のフレンチレストランです)
う〜ん、さすがですねえ。
モンシロチョウの特色と背景の性質を考え合わせると、 これしかない ! という見事なハイキー露出。絞り値も絶妙ですね ! 束の間メルヘンの世界を漂わせて頂きました。 蝶が影で危険を察知するというのは大いにありそうですね。
Commented
by
otto-N
at 2016-09-26 20:49
x
naoggioさん、ありがとうございます。
曇りだと絞りは開放1つ前のF3.5しか選べません。 暗い画面より明るいほうがほうが好きなので、ハイキーっぽくなりましたが、ヒストグラム的にはほとんどノーマルです。 (しかし、これは見る側のモニターの輝度しだい。暗かったり、明るかったり色々違うと思ってます) 影については、これからの課題です。この観点から注意を払ってみます。
Commented
by
otto-N
at 2016-09-26 21:11
x
| |||||
ファン申請 |
||