たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.10.7 翌日は朝から快晴。6時半には宿を出たのだけれど、さすがに人気の山、登山口の駐車場はすでに満車。少し下がったところに空地を見つけやっと駐車し、登り始めたのは7時10分。少し下ると湿地の木道をあり、それを過ぎると、広葉樹林の登山道。雨の後なので滑りやすい。ちょっと急登。そして、ブナの巨木に囲まれる。 ブナの森が途切れ、登山道は平らになったのはいいが、ぬかるんだ箇所が多く、泥だらけになってしまった。そして緩やかに下ると左に突然の岩山が現れた。 水の流れる音が聞こえ、すぐに沢に出る。沢の上を見上げる。雨飾山の山頂はどれかよくわからない。 一休みすると、狭い急登。左に岩山が時々覗く。頭の上は紺碧の空。 視界が開けると、右手に大きな山。登山者が少なく手つかずのお花畑がある天狗原山というらしい。高度が上がったけれど、左手の紅葉はまだこれから。 後ろを振り返ると、気持ちのいい、秋の雲が拡がっていた。 登山道は開けたけれど、きつい急登が続く。ガンバレ。雲がきれいで思わず撮ってしまう。 平らなところにやっと出た。左手、遠くに槍ヶ岳、その右手間は鹿島槍。右手には日本海。 笹原の道を、山頂目指して進む。 登山者が詰まった最後の急登。 急登の付け根の左に見える谷間。急登中、チョウが飛んできた。何かと思ったらコヒオドシ。当然、撮影はできず。標高1900mの10月にも飛んでいるとは驚いた。 10時10分、山頂到着。正面に後立山連峰。風もなく、暖かかった。モンキチョウ♂が1頭、飛び回っていた。 遠くに見える山々。雲海の向こうは中央アルプス?南アルプス?判らない。遠い槍ヶ岳。五竜岳の向こうは剱岳か?富士山をさがしたが、戸隠の向こう。でも、尖んがりすぎているので八ヶ岳か南アルプスかというところ。 2つある山頂のうち、1963mの標識のある山頂に移る。登ってきた道が一望できた。 ここからの大パノラマ。 (すべての画像はクリックすると大きくなります) 11時10分、下山開始。笹原から山頂を眺めると、パラグライダーのような4片の雲。 急な道を下りる。登って来た時は逆光で気がつかなかったが、結構、紅葉していた。 沢を過ぎ少し登ったところで、雨飾山とお別れ。 ぬかるみ地帯を過ぎ、ブナの森を下る。滑るのでとても歩きにくい。 登山道に張り出したブナの根。靴の置き場もないほどぎっしりと詰まっている。つるつると滑る。 日に照らされたオオカメノキの葉。もっと奇麗なはずだったが。 青森の白神山地を横断したことがあるが、面積はともかく、巨木が多く、ここのブナは白神山地以上かもしれない。7月上旬に来たいと思った。もちろん登山は抜きで。 14時10分、登山口到着。登り3時間、下り3時間。思ったより急な山だった。この後、まだ日が高かったので、クロツバメシジミを見に行く。
by otto-N
| 2016-10-17 18:44
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