たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.10.18 例年とは異なるポイントにルーミスシジミを撮りに行く。薄曇りが続く予定だったけれど、9時ころ、現地に着いた頃には日射しが強まり始めていた。しばらくすると、1頭が飛んできて葉の上にとまる。しかし、翅を開こうとするのだが、わずかに隙間を見せるだけ。この時はまだ日が翳っていた。空もう少し明るくなりさえすれば開くと思い、辛抱強く待つ。一瞬、薄日が射した時、開いてくれた。 ルーミスの向きが良くなかったので、今度は飛び立つのを狙う。飛び立ったので連写すると、1枚ピンが来ていた。(これはノートリ。もう1枚惜しいのがあったが) ガードレールの向こうは暗い川底。急斜面に張り出した木の上にルーミスがやって来る。ルーミスまでの距離は3~10m。マクロではムリで、300ミリでの撮影。空はすっかり晴れ上がり、半袖では暑いくらいまで気温が上がる。そのせいか、ルーミスはなかなか翅を拡げない。ちょこっと飛んでは、葉の中に潜り込む。 じっと動かず葉の上で何をやっているかと思ったら、やはり吸汁。画像を拡大してみたら、ストローをしっかり伸ばしていた。これまで、ルーミスは樹上を見上げるばかりで、目から下で撮影できる場所には来たことがなかった。 空は完全に晴れ上がり、気温も上がってきたせいか、時々、翅を開きかけるが、全開には至らない。1コマ目、2頭目が飛んできたけれど、横向きしか撮れなかった(4枚表が揃ったのはピンボケ)。 葉の間で開翅することが多かった。 日影での半開翅。陰鬱なルーミス。こんな感じは悪くない。 距離3mくらいの至近距離。なので、ノートリ。少し飛んでは休み、また飛ぶことを繰り返していた。 距離5mくらい。葉の面積が広いせいか、汁がおいしいのか、この木の葉上で休むことが多かった。この木、何の木だろう? これで5個体目だろうか。距離10mくらい。遠すぎ。ルーミスの大きさはピントマークくらいなのだ。一番奥のドングリ系の葉ばかりで休むようになり、飛翔速度も来た時とは見違えるくらい速い。動きが活発になりそのうち姿を消した。10時20分、撤収。
by otto-N
| 2016-10-26 18:30
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Comments(4)
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fushiginomori at 2016-10-26 20:40
表翅のブルーがとても綺麗ですね。
閉翅の写真も、裏のグレーが魅力的です。 私はせっかく千葉に住んでいるのに、まだ一度も挑戦していません。 ポイントを知らないことも理由ですが、蛭の話を聞くと躊躇ってしまいます。
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otto-N
at 2016-10-27 12:18
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fushiginomoriさん、ムラサキシジミのように金属光沢が強くありませんが、ルーミスシジミの明るいブルーはとても好きです。
飛んでいるときは、裏の銀色が混じり合うので、ムラサキシジミとは区別がつきます。 (ヤマトシジミ♂みたいです) 川底には蛭がいそうですが、ここは気温が高くても大丈夫な場所でした。
いよいよルーミスの季節ですね。
ルーミスの飛翔を上から撮影されていて、ブルーの煌きがとってもきれいです。
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otto-N
at 2016-10-28 19:42
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ダンダラさん、少し早めでしたが、気温が高くても観察できました。
いつも樹上にとまったまま何をしているのか気になっていましが、少しは判りました。 ムラサキ3兄弟とも似たような習性のようです。 目と同じ高さか、それより低かったので、小飛する時のルーミス・ブルーが何とか撮れました。
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