たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.12.9 近所のヤマトシジミ。草刈りが入ってから、露出された地面だけが目立ち、カタバミも少し残っているだけ、とても淋しくなった。少し大きいこのオスは12月4日に撮影した個体だ。思ったより翅が傷んでいないのは、寒い日が続いたので活動していなかったせいだろう。 この個体が一番目についたが、4コマ目は別個体。 3個体同時に見た。これは3つ目の個体と思う。 これは、冒頭の少し大きな個体。前翅の先端の黒縁が段差。ダンサーと呼んでおく。 メスはこれしか見なかった。右後翅の鱗粉の塊りに見覚え。12月4日に撮っている。 アングルを変えて撮る。こちらのほうが、開いた翅の形がカッコいい。 ムラサキシジミ。開かなかったが、メス。半分しか写らなかった飛翔写真から判定。 2016.12.16 飛び回っていたのは1頭だけ。ダンサーだった。 2016.12.19 夜中、喉が痛く寒気がして目覚める。薬を飲んで、朝には熱がひいたけれど、起きるのが遅すぎた。二日酔い気味ではあるし、風邪をこじらすわけにはいかないので、千葉の公園に行く予定を止めた。いたのはダンサーだけ。それにしても、暖かく、いいムラツ日和だった。 懸命に日を浴び、残されたわずかのカタバミの蜜を吸う。ときどき、遠くへ行くが、しばらくするとこの日溜まりに戻って来る。近くには蜜源もないし、メスもいない。あきらめて戻ってくるのか。 キタキチョウ。これまでも時々出てきていたけれど、なぜか撮る気はしなかった。ひょっとしたら、最後かも。 この秋、超高層マンションの南斜面にある小さなヤマトシジミの溜まり場では、スーパーブルーおろかそこそこの靑♀さえ見なかった。一番多かった年は2011年、次から次にきれいな青♀が現れた。昨年はウルトラブルーさえ出たのに、どうしたのだろう。靑♀は、暖かい九州でも見られ、東北でも特に出現率が高いとは思われない。幼虫の育った場所や蛹化した場所の温度が低いとか、ミクロな生育環境の差によると想像しているけれど、飼育してみないとわかりませんね。また、今年はヤマトの数自体がとても少なかった。植栽が変わり、カタバミの分布や吸蜜植物が変わったことに原因があるとは思うが、草刈りのタイミングの影響が大きい気がする。刈られた草はゴミとして集められ、その中には幼虫や卵が付着していたに違いない。毎年のことながら、カタバミは雑草として根こそぎ抜かれることが残念でならない。残るヤマトはオス1頭のみ。いつまでここにいるか最後まで見とどけよう。
by otto-N
| 2016-12-24 18:08
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